新潟の越後妻有で3年に一度開催されているアートトリエンナーレ、大地の芸術祭の川西エリア編。ここは信濃川の西岸にあたるエリアで河岸段丘が一望できるところ。

このエリアでは有名過ぎるくらいな、ジェームス・タレルの光の館。そして、ナカゴ・グリーンパークがあるのだが、このあたりはみたことがあるので今回はパスして2015年に新しくできた作品をみてきた。

どうやら、今回のトリエンナーレではいままで作られてきた作品よりも多い数の作品が作られたらしい。どうりで見切れないよな・・と思ったわけだ。

川西エリアでみたのは「捨てられたもの」という作品。神社の古い境内にあった土俵の跡地に破棄された陶器の欠片をあつめて作られた作品。消費社会に対するなにかのメッセージかもしれないが、それ以上に薄暗い風景の中に見える風景は不思議な感じ。

「捨てられたもの」

そして、ナカゴグリーンパーク近くのトウモロコシ畑の横をひたすら登ってたどり着いたのは「妻有絶景 LACHIKU_PENTA」という作品。広場に竹で編まれたトンネルを作っていて、そこを抜けると信濃川と河岸段丘を一望できる風景が広がっている。でもなんだかこう、ナカゴ・グリーンパークからみてもよかったな、くらいの印象。

「妻有絶景 LACHIKU_PENTA」
「妻有絶景 LACHIKU_PENTA」

印象に残ったのは高倉集落に作れた「つなぐ-還るところ-」という作品。

タイトルは僕の趣味とは全然違うのだが、山間にひっそりとある集落のあちこちに旗がつけられていて、郵便局には未来に宛てた手紙を書くことができる。文字にするとそれだけのことなのだが、なんだかこの旗の存在感がすごく印象に残っている。

なんとなく、還るところっていう意味ってこういう象徴的な存在なのだろうかとか。これが、街中ではなく、このすごく小さな集落にあるからこそ印象的なのだろうな。

夕暮れ時にそんなことを考えていた。本当に盛りだくさんのアートイベントだと思う。

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015

「つなぐ-還るところ-」

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