越後妻有の大地の芸術祭 アートトリエンナーレ。津南エリアをまわってきた。十日町のエリアとともに広大な場所でみてまわるのも結構大変。
僕にとって今回の津南エリアのメインはEAT & ART TAROの「上郷クローブ座」レストランでの食事だったのだけど、それはまた別の機会に。
このエリアでは、なんだか不思議な作品が多かったなあという印象をもっている。
必見なのは瀧澤潔の「津南のためのインスタレーション‐つながり‐」という作品。Tシャツのなかにランプをいれてつるしている作品群は幻想的な風景。去年みた「いちはらアートミックス」にもあったのだが、こちらの方が規模が大きく圧倒的。

フラッシュをつかわなければ撮影ができるので(というかフラッシュを使うと作品の印象が伝わらない)、暗いところだが写真を撮ってみてほしい。
とはいえ、なによりもそれを実際にみていて覚えているというのが一番大事なことだと思うけれど。
それ以外の作品としては、Air for Everyone(金属職人の家)という作品が面白い。空き家の壁面とかに、アコーディオンとかの楽器がかけられていて、あちこちの紐をひっぱると楽器が鳴るという、どこかとどこかはつながってんだなということを感じられるもの。なんだか面白い。

そのまま、津南の山道をあがっていくといあるのがアジアインフォメイションセンター&カフェ、店員さんも中国やタイのひとたちで併設されているカフェでひと休みするのがおすすめ。
特製のジンジャーエールは強烈なインパクトがある。家に帰って作ってみたくらい。このあたりは巡回バスもまわっていたのでクルマでなくても結構楽しめるのだろうなって思う。

そして、2015年の作品としては「土石流のモニュメント」というもの。もはやこれは、砂防ダムの迫力とセットというか、アートなのかどうかってわからないのだが、普段砂防ダムにのぼることなんてないので、これはこれで面白かった。
上郷クローブ座のパフォーマンスがメインだったこともあり、なかなか時間がとれなかったので駆け足になっていしまったのだが、津南のエリアは見応えあるところが多いと思う。
