まったく事前になにも調べずに訪れた今回の旅での発見のひとつだと思う。

中札内の町のはずれにある六花の森。六花亭がこの地に製菓工場を作るとき、自らのお店の包装紙にもなっている花柄の風景を実際に作りたいってことで、あれた耕地をこんな森に変えてしまった。

六花の森六花の森

ちなみに、六花亭という社名の由来は十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)からつけられていることをはじめて知った。

というか、この包装紙は六花亭というお店であることも、ここで知ったくらい。すごい会社だな。一気に好きになる。

入園するとき係の人に「見てまわるのにどれくらいかかります?」ってきいたら、「1時間くらいで帰っちゃう人もいるし、半日いても足りないっていう人もいるんです」という答えだったのだが、僕は完全に後者です。とはいえ、ただ自然があるだけなので好みは二極化してしまうのだろうなとも思う。

六花の森六花の森六花の森

10ヘクタールにもなる、ものすごい広い敷地の庭園内にはクロアチアから移築した(!)古民家が点在していて、それぞれは小さな美術館になっている。

この美術館がまた自然と調和しているというか、小さいけれど印象的で美しい。十勝の風景を描いた作品が多く展示されていて、美術館の中が小さな箱庭みたいな印象をうける。

六花の森六花の森六花の森

そして、森の中は小径にいたるまで整備されていて、ヒールとかだときついかもしれないが、サンダルでも歩けるくらい。ところどころに小川が流れているのだが、これも近くの川から引き込んでいるみたいだ。小川の流れも気持ちがいい。

丘には彫刻作品が点在しているのだが、その木陰で昼寝をする気持ちよさといったら、なにものにも変えがたい。この星の上でこんなにも心地よい場所はないんじゃないかって思えるくらいだ。時間を忘れてうたた寝をしていた。

この森を称して「終わりのないプロジェクト」と呼ばれているみたいだけど、僕も似たような森をつくるプロジェクトをやっていることもあるので、自然を相手にするってそんなもんだよなって思っている。この森も、いまの明治神宮みたいに100年後の人たちがさらに愛するような場所になるといいな。

この森の成長をみに、また中札内に来る理由があるなって思えるところです。

六花の森

六花の森
住所:北海道河西郡中札内村常盤西3線 249-6

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