香港でカルト的な人気を誇っている萬沸寺。写真をみせてもだいたいは「まあ・・面白そうなところだよね」という反応で終わるわけだ。

しかし、ホーチミン シティでは狂ったディズニーランドともいわれているスイティエン公園にも行き、この香港の珍名所ともいえる場所へ行ってみることにした。ちなみに、数年前にも行ったことがあるので、これで二回目。

尖東駅からシンセン方面に向かう地下鉄に乗って30分くらい。香港ってこんな田舎あったのかって思えるくらい郊外の小さい町まで移動する。

以前に来たときにはシンセンから香港へ買い出しに来る人で電車はかなり混雑していたのだけれど、今回は拍子抜けするくらい空いている。もはや香港への買い出しブームは去ってしまったのだろうか。

沙田駅までは30~40分くらい。完全に郊外型の町で、僕のなかでは山手線の田端駅みたいだなって思えるところ。駅から萬沸寺の入口までは5~6分程度。ショッピングモールの裏手に回り込むようにして歩いて行く。

萬沸寺の参道入口

行き止まりの道の脇にあるフェンスの裂け目みたいなところから寺院への道が続いているのだけれど、はじめて来たときは「絶対ここじゃない」感があるようなところなので勇気をもって進んでみてほしい。

前は表通りの金網のところにお寺の名前書いたボードがはり付けてあったのだが、いまではなくなっていた。

人の家の裏庭みたいなところを抜けるとお寺の入口が見えてくる。ここまで来るとあの、不思議な仏像達が見えてくるのである意味安心できるけれど、なんだあれっていう不安感もある。

なお、たまに坂の入口付近に二人組くらいの僧侶が寄付を募っているのだけれど、これ偽物なので気をつけること。お金を払ってもいいことはない、払わなくてもちょっと文句いわれるけれど、それはもうホトケの気持ちで受け流すしかない。しかし、この本物かよみたいな仏像に囲まれたお寺でお賽銭ねだる偽物僧侶とかちょっとすごい。

ここから細い坂道を15分くらい。両側にはずうっと仏像が置かれている。萬沸寺だけに。しかし、どれひとつとしてまともなものはない。思いつく限りのアホを表現している感じがする。感覚的にはそうだな、8~12歳くらいの男子の思考回路って感じ。

萬沸寺萬沸寺

あまりにもバリエーションが豊なので、自分好みの仏像を探すのも楽しいと思うけれど、選びきれないって感じもする。

なお、坂をあがっていくとより極端になるとかクライマックスがあるとか、そういうのはない。淡々とおかしな仏像が並んでいる。たとえ、具合が悪くなって坂の途中で引き返すことがあったとしても、それほど後悔することはないんじゃないかって思う。

頂上にはちょっと大きめのお寺が。あれだけおかしな仏像みてきたのに、本堂は比較的普通。僕としてはイスラムの人たちがきゃあきゃあと写真を撮りまくっていたのがすごい不思議な感じもした。偶像崇拝を禁じているイスラム教の人たちにとって、この意図がわからない偶像だらけの宗教施設ってどうみえるのだろうか。

そして、あれだけ写真撮影のスポットを大量に提供しておきながら、頂上にある一部のものは撮影禁止です。しかし、撮影禁止のことに対して全然後悔もわかないところなのだけど。ちょっと仏像酔いしてくるくらいだ。頂上からみえる風景は結構きれい。気持ちがいいし、ちょっとしたカフェっぽいところもあるので時間があればゆっくりするのもいいんじゃないかと思う。

ハッキリいうと(いわなくても)、ものすごく行く人を選ぶところだけれど、こういうところを選択する人とは仲良くなれそうな気がするなって思っている。

すっごい盛り上がらない合コン。

萬沸寺
住所:沙田 排頭街

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