日本でもっとも怪しいレストランのひとつである上海小吃。歌舞伎町のほぼ中心街に近いところにある。まず、お店に行くまでの道でひとつの物語が書けそうなくらいだ。

各種ナイトクラブとかがある通りの看板に「客引きは100%ぼったくりで違法です」と書かれているのだが、その通りは客引きでひしめき合っている。アナーキストの集まりかと。

そんな路地から、お店へのラスト20メートルがまたすごい。ビルの隙間みたいな薄暗い路地の奥で皿洗いしているおじさんが見える。え、この通り?みたいなところを進んでいく。なぜか入口には謎のアラビア文字の看板があったりする。僕としてはこういうところ嫌いではない。地方からやってきた友達とかも、よくここに案内して上海小吃の洗礼を浴びせたりしている。

上海小吃上海小吃

入口にあるマスコット
入口にあるマスコット

人気店なので(そう、こんなに怪しいのに人気店)、訪れる際にはだいたい予約をしている。予約の電話をいれるときからすごい不安なのだが、いまのところちゃんと予約が入っている。でもさ、名前を呼ぶならば、それ「”さん”つけろ」っていつも思うのだけど。

お店は本店のほか、三軒くらい先に支店というか「別の部屋」みたいなところがある。こちらの「別の部屋」。店員さんは常駐していなくて、目の前には大通りへ抜ける路地がある。食い逃げとかされてしまうのではないかって思ったりするのだが、いまのところ命が惜しい僕はそんなことしない。おそらく、他の人のそう思っていて、よって食い逃げなどは発生しないのだろう。

余談だが、以前にこの「別の部屋」に通されたとき、男性のお姉様方が会食をしていて、女子トークをしていたのだが、すごい内容が濃くてうっかり聞き入ってしまった。しかし、細かい話しは省くとする。

このように、もしかしたら経った30分の滞在でも、まるで海外旅行したかのような体験をすることができるかもしれない。

電話帳みたいな分厚さのメニュー
電話帳みたいな分厚さのメニュー
豚の脳みそ料理がイチオシ。すすめられるほどに怪しい。
豚の脳みそ料理がイチオシ。すすめられるほどに怪しい。

料理について。

料理は広東料理といっていいのかな。広東料理といえば「四つ足で食べないのは、机と椅子だけ」というくらいアグレッシブな料理。メニュー数は驚愕に値するもので、ちょっとした電話帳くらいある。そして、なんだかよくわからないもの頼んでも結構出てくるんだよね。これがすごい。正しい料理なのかどうか、ちょっと分からないところはあるけれど。

普通のおすすめとしては、揚げパンみたいなのと、それを浸すためのハマグリの炒め物。そして小籠包。もし、冬の季節であれば上海蟹は頼んでみてもらいたい。空心菜の炒め物もまた美味しい。こういった普通の中華料理は安心して楽しめる。

パン、ハマグリの炒め物みたいなやつ
パン、ハマグリの炒め物みたいなやつ
この豆腐料理もうまい
この豆腐料理もうまい
安定のうまさ、小籠包
安定のうまさ、小籠包
上海蟹の季節は頼むべし
上海蟹の季節は頼むべし
ヒマがあればお店の人が手伝ってくれる
ヒマがあればお店の人が手伝ってくれる

では、安心できないけれどおすすめはなにかといえば、それはサソリと豚の脳みそ。いや、どっちかで十分って話しでいえば、豚の脳みその方がインパクトあるかな。これぞ広東料理が本気だした!っていう料理だと思う。てか、本当に中国行っても豚の脳みそ料理あるのか確かめてきたい。

サソリについては、ちょっと小さめの川エビみたいな感じで、タイとかで食べるサソリの方が断然インパクトあると思う。しかし、豚の脳みそはすごい。まず、豚ってこんなに脳みそあるのかよって思うくらい結構大きい。そして、隣のテーブルの人たちから「あいつら、本当に頼んでいるよ」ってちょっとひかれる。

豚の脳みそ
豚の脳みそ
サソリ
サソリ
案外小さい、川エビみたいなもんだな。
案外小さい、川エビみたいなもんだな。

しかし、食べてみるとこれが案外美味しい。すごく食べたくなるかっていわれると全然そんなことはないのだけれど、ものは試しでちょっと食べるくらいならば面白い料理だと思う。ふわっとした食感で肉料理でもない、でもなに料理かうまく説明できない、そんな感じ。一人で食べきれる量ではないので、何人かで行ったときに食べるのがおすすめ。

そして、ドリンク類は持ち込み料かからないので、好きな紹興酒とか持ち込んだ方が安くあがる。ただし、ゴミの引き取りは有料なので(大した金額ではないけれど)、そこは注意が必要。

それにしても、ちょっとした海外旅行いったくらいのインパクトのあるおすすめのお店です。

上海小吃
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-3-10
時間:18:00-5:00,(日・祝)18:00-2:00

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