いまとなっては、日本では珍しい夜行列車での旅。でも、夜行列車ほど旅を感じるものはないなと思っている。

途中、通り過ぎる駅にいる人を眺めたりしては、きっとこの場所をもう通ることはないだろうなあと感じたり、窓から眺める家々の明かりは、そこに生活があってご飯を食べたり、本を読んだりしているのかと考えたりする。飛行機やバスでも似たようなものなのに、夜行列車でしかない感覚ってあると思う。

ウドンタニ駅から夜行列車に乗り込む

なので、今回の旅ではバンコクからウドンタニまでは飛行機、帰りは夜行列車で戻ることにした。スムーズに旅をするのであれば、圧倒的に往復ともに飛行機が便利だし、快適ではやい。

でも、僕の旅はそんなに急ぐものでもないし、のんびりと夜行列車の旅を楽しむことにした。

ウドンタニ駅
駅の売店

チケットについては 12Go Asia という現地の旅行代理店のサイトを利用。使い方は日本語で細かく書かれていたこちらが役だった(flat4design: タイの寝台列車はオンライン予約ができるよ♪)。スマホ対応のサイトだけどPCからの購入も可能。日本までもしっかりチケットを送ってくれたので安心(ちょっと高いが日本の代理店に頼むより安い)。

12Go Asia

ウドンタニからバンコクまでは10時間の旅。飛行機が1時間で行くことを考えると、いったいどこを寄り道しているのだと思ってしまうくらいだが、夜行列車はゆっくりと進んでいる。

しかし、自転車に負けそうな速度のミャンマーほどではないけれど、それでも牧歌的な速度ではある。

夜行列車

今回、乗車した夜行列車はラオスとの国境の街であるノーンカイからやって来てバンコクまで行く70番の列車。20:05にウドンタニを出発するのだけど、停車時間が長いこともあり出発より結構前にやってくる。

ウドンタニの駅は比較的立派なものの、設備としてはちょっとした雑貨店みたいなのが併設されている限り。駅員さんも常駐しているのと、駅前が繁華街になっているので夜でも安全な雰囲気ではある。

二等エアコン寝台、清潔で安全
荷物置き場

そして、乗りこんだ列車は清潔で安全な雰囲気。ベッドも毛布も清潔。車掌さんがベッドメイクをしてくれる。そして、一番驚いたのはトイレにはトイレットペーパーまでついているし。エアコンのクラスを予約したので窓は開かないが清潔で静かなのはいい。

ベッドは二段式なのだが、上段は窓もない状況なので乗るなら断然、下段がおすすめ。旅行者にとってはもはや夜行列車の旅は物好きで酔狂な旅に近いので、金額の問題ではないと思う。食堂車がついているみたいだけど、僕は列車乗って本を読んでいたら寝てしまったので経験しないままで終わってしまった。

途中のどこかの駅

コーンケーンの駅あたりまでは起きていたと思うけれど、そこから先は起きたら既にドンムアン空港のそば。寝る前までは遠くに光がぽつぽつ見えるくらいだったのに、一気に都会にやって来たなあというところ。

終点のホアランポーン駅には定刻よりも早い6時過ぎには到着した。ホアランポーンは上野駅みたいな雰囲気で旅情あるのが好きなのだが、これもあと数年の後には中央駅が移転するのでなくなってしまうんだよな。

便利になるのはいいことだが、日本では消えてしまった夜行列車の存在と一緒で、ちょっと懐かしいものが失われてしまうっていう感覚がある。

終点のバンコク、ホアランポーン駅

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