2016年最初の旅はタイへの旅。バンコクまで飛行機で行き、そこでトランジットしてイサーン地方のウドンタニまで

旅の目的はウドンタニ郊外、クンパワピーにある「赤い睡蓮の海」をあらわすタレー・ブア・デーンという湖に行くこと。

夢のなかの風景のように幻想的な世界は現実感がない。

バンコクからはウドンタニまでは行きは飛行機で一時間、帰りは夜行列車で10時間の旅。近いんだか、遠いのかよくわからない距離感。

行きはエアアジアのフライトでウドンタニまで
ウドンタニの街
超巨大なショッピングモール

ウドンタニとはサンスクリット語で「北の町」を意味する都市で、イサーン地方でも屈指の大都市。

しかし、チェンマイのように歴史があるわけではない街なので、取りたててみるところもなく、本当に平凡な地方都市だなとい印象しかない。

街の中心地に全ての利権を吸い尽くすようなショッピングモールがあって、そこからだらだらと続く郊外というのは日本の地方都市と同じような感じ。正直、散歩していて楽しい街ではない。

特徴のない部屋

バンコクのドンムアン空港からエアアジアでウドンタニまでは1時間のフライト。

空港から街までは乗り合いタクシーで移動できる。

宿泊したのは、ウドンタニのセントラルプラザと、バスターミナルにほど近いザ ワン レジデンスというサービスアパート風なバジェットホテル。

利便性の高い立地と安さ以外は取りたてて見どころがないホテルではある。

ウドンタニの街

ウドンタニではタレー・ブア・デーンへ行くこと以外にはあまり考えてなくて、レンタルバイクを借りようかと思ったのだが、あいにく在庫が全て出払っているということで借りられず。

なんとなく縁が薄い街だなとか思ってしまう。しかし、翌朝のタレー・ブア・デーン行きの道を知ってバイクで行かなくてよかったと思うわけだが。

ウドンタニから国道を南下していく。むちゃくちゃ寒い。

せっかくイサーン料理の本場に来たからには辛いのが苦手だけど食べてみたいってことで、行ってみたのは地元でも有名なクン ニット (Klau Khun Nid)というレストラン。

ウドンタニの街中からは少し離れたところにあるのだが、このレストランにはタクシー使ってでも行く価値がある。

料理ってその土地にあわせてつくっているものだから、やはり土地の料理を食べるのは一番美味しく感じられるものだなってしみじみ思う。ちょっとした発酵料理みたいなイサーンのソーセージも他で食べるのと違って濃厚な味だった。

イサーンのソーセージ
セントラルプラザのフードコートでカオソイ食べた

それ以外のことはだいたいはセントラルプラザで済ませてしまう。

宿から歩いて数分だし、フードコートもあるので、ちょっと立ち寄るくらいの感じで行けるのは便利だった。それ以外には行くところもあまり思いつかないし。

タレー・ブア・デーンへはウドンタニに到着した翌朝に出発。バスターミナルでトゥクトゥクと交渉して往復800THB。

高いなと思うが、あんなに遠いのであればまあ妥当かもしれないとも思う。

僕はこちらの携帯電話を持っているので、湖の周遊から戻ってきたらドライバーに電話して呼び出せるというのはお互いに便利だった。しかし、このドライバー。全然英語ができなくて、コミュニケーションには結構困った。

出発するとき、あまりにも一生懸命なにかを話しかけてくれるのだが、全然理解できなかったので、Google翻訳に喋りかけてもらったら、翻訳結果は「私はあなたのファンです」って表示されていた。なんだよそれ。

ウドンタニからクンパワピーまでは一時間半くらいの道のり。かなり遠いし、すごく寒い。そう、この時期のイサーンは朝晩の冷え込みがひどくて10度以下まで下がる。日中は30度以上まで行くことを考えると、かなりの気温差なので注意した方がいいと思う。

タレー・ブア・デーンの夜明け

そして、寒さに震えながらようやくタレー・ブア・デーン。夜明け直前の湖は空の色を鏡のように写し出していて、小舟は空を進んでいるようでもある。

たとえ睡蓮がなくても、この湖の美しさはあるなって思う。湖には燕がひらひらと舞うように飛んでいる。この燕のうちの何羽かは日本まで来るのもいるのかと思うと、世界の不思議を感じたりする。

それにしても、タレー・ブア・デーン。「赤い睡蓮の海」という名前の通り、ボートで漕ぎ出すとすぐに睡蓮に囲まれるような風景となる。夜明け頃の静かな世界で、この風景をみていると、ここはあの世との境にあるんじゃないかっていう気分すらする。ここまで来てよかったな。写真だけではわからない世界ってたくさんある。

バンコクへは夜行列車で戻ることにしているので、宿はレイトチェックアウトにして昼寝したり本を読んだりして過ごす。

何度もいうようだが、夜行列車での移動は旅情以外の何ものでもなく、もはや酔狂なもののように思えてしまう。普通に考えると飛行機の方が圧倒的に便利で快適ではやくて安い。

それでも、僕は夜行列車での移動って好きなのです。

ウドンタニ駅から夜行列車に乗り込む

窓から眺める家々の明かりは、そこに生活があってご飯を食べたり、本を読んだりしているのかと考えたりする。

飛行機やバスでも似たようなものなのに、夜行列車でしかない感覚ってあると思う。そして、これこそ旅の本質なのかなあって考えたりする。

ウドンタニへのほんの短い旅だったけれど、色んなものをみて体験したなってところ。

この旅の記録:イサーンへの旅と赤い睡蓮の海

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