タイといえばキックボクシングのひとつであるムエタイが有名で、なんならレストランのショウとかでも見られたりする。しかし、迫力があるというか、見ていて面白いのはスタジアムでみるのが好き。

バンコクでは、「ルンピニ スタジアム」と「ラジャダムナン スタジアム」というふたつの専用スタジアムがあり月、水、木、日の18:00くらいから試合が行われている。ルンピニスタジアムはドンムアンの方に移転してしまい、市街地にあるのはラジャダムナンスタジアムのみとなる。

市街地にあるとはいえ、陸の孤島みたいな交通の不便な場所にあるのだが、プラナコーン ノーンレンからは歩いて15分くらいと近いので、ひさびさに観に行ってみることにした。観客席もふくめて盛り上がるのは20時過ぎてから。試合の日程はスタジアムのサイトで確認できる。

チケットカウンターは外国人専用のところがあるのだが、このチケットが相当に高い。タイ人より10倍くらい取っているんじゃないかって思うくらいだ。だって、一番安い三階席でも1,000THBもするのだもの。三階席にいる地元のおっちゃんたちが1,000THBも払っているなら暴動起きそうだ。

ちなみに、座席のクラスはリングサイド、二階席、三階席とわかれていて、リングサイドと二階席は入口あたりにたむろしている人と交渉すると値引きが可能。僕が行ったときはリングサイドが1,300THBまで値下がりしたのだが、それでもおすすめしたいのは三階席。ちなみに、三階席はどうしても値切れなかった。というか、どうしても三階席がいいんだ!っていったらちょっと馬鹿にされた。

三階席のおもしろさはなんといっても地元感の熱狂。スタンドに入ると、おっちゃん達が手を振り回しながら叫んでいるし、いいキックが決まったりすると「おぉぉう」って叫んだりしている。この人達がなぜこんなにもアツくなっているのかというとお金賭けているから。試合見ているよりも、このおっちゃん達眺めているのが同じくらい面白い。そして、どう考えてもこのおっちゃんたちが1,000THBとか払ってここにいるとは思えない。100THBとかでも文句いいそうだ。

賭のルールはよくわからないのだが、胴元みたいなのもいるっぽい。でも、基本的には近くの席の人と賭の交渉をしてやりとりしているみたい。手と指で合図を送りあってコミュニケーションしているのは魚市場のセリみたいに見える。この一喜一憂の感じとか、自分の賭けた選手への思いみたいなのがスタンドに渦巻いていて、すごい興味深い。

三階席へ入ってすぐのところは、そんな熱狂で金網越しに試合をみるのだが、スタンドの反対側にまわりこむと、金網もなくて2階席のすぐ上くらいの位置から試合を観ることができる。なので、興味深い地元感とムエタイの試合のどちらも楽しめるのが三階席じゃないかと思う。たまに、スタンドの一番上の方ですごいかわいい女の子がつまらなさそうに試合を観ていたりするのだが、どうもこれは試合に出ている選手の彼女とからしい。

リングサイドなどは観光客ばかりで、ムエタイの試合をつぶさに観戦したい人には向いているのかも知れないが、タイの風景としてのムエタイということであれば三階席に行くのが間違えなくおすすめ。

ちなみに、スタンドはエアコンのせいで結構冷え込むので、カーディガンみたいなのを持っていった方がいいと思う。

Rajadumnern Stadium
住所:1, Ratchadamnoen Nok Rd.,Pom Prap Sattru Phai, Bangkok
試合:毎週月、水、木、日(不定休)
時間:18:00くらいから

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