肉のエアーズロックで有名な日暮里の大木屋。

裏通りにひっそりと、看板もないそのお店の外観からは、ここが繁盛しているとか、そもそも飲食店であるとか、そういう雰囲気はまったく感じられない。ただ、お店の入口のサッシに張られた「大木屋」というシールだけがこのお店が表現されている。

そして店内なのだが、飲食店というよりも「つるや」とかそういう街にあるお店みたいな感じ。土間っぽいところと、横には座敷。そこに机が並べられている。これが満席になって、一晩に複数回お客さんが入れ替わるなんて誰が想像できようか。

大木屋日暮里 肉ダブル前回の訪問:大木屋で肉のエアーズロックを堪能する

大木屋へのアクセス

JR日暮里駅北口を降りて徒歩7-8分というところ。谷中ぎんざの方へ歩いて行き、夕焼けだんだん坂の階段を降りたら右へ曲がり30メートルくらい。何度も書くが、外観からはここが人気の飲食店だなんて絶対想像つかないけれど、それが大木屋なのです。

大木屋のメニューとか感想

まず、ここは予約しないと入ることができない。そして、予約には鉄の掟に近いものがある。それは、五人以上の予約で、キャンセルはNGだということ。なので、僕は毎回6人で予約をいれている。これなら、ひとり減っても最悪なんとかなる(減ったことないけれど)。

また、予約の時間は決まっていて1日2回の開始時刻は厳守(月-金は18:00,20:15)。遅れそうであれば、すぐさまお店に電話すること。仕事でも一緒で「報連相(報告・連絡・相談)」がとても重要。一度遅れるといったら「どうしたっ」って心配されたくらい。たぶん、予約したお客さんのことを信頼しているから出てくる言葉なのだろうなって思う。

そう、接客については頑固親父の人気店そのもの。基本的に、全てのことはお店の人の指示に従わなくてはならない。一緒にいった友人が肉の焼け具合をチェックするのに、ちょっと持ち上げたらすごい怒られてた。あぶない・・。

重要な教訓:「決して、肉を自分でいじってはいけない。にんにくを鉄板で炒めるだけにすること」。

大木屋日暮里 肉ダブル

にんにくを焼きじっと待つ
にんにくを焼きじっと待つ
焼かれるのをじっと待つ
焼かれるのをじっと待つ
店員さんが肉を切り刻む
店員さんが肉を切り刻む
そして食べる
そして食べる

そして、恐竜の卵みたいにでかいボールにもんじゃ焼きの具材がはいって、これをかき混ぜろという指示が入るのだが、このときにヘラの使い方にも注意すること。ボールがボコボコにへこむっていわれる。

重要な教訓(その2):「決して、ヘラでボールを叩くようにもんじゃを混ぜないこと」。

もんじゃのボールをヘラで叩くように混ぜてはいけない。これはよくない事例。
もんじゃのボールをヘラで叩くように混ぜてはいけない。これはよくない事例。

なんだかちょっと脅しているような面倒な店のような感じに書いているけれど、いくつかのルールを守れば、こんなに美味しいものをかなり安く提供してくれるところはない。お店の人も、決して取っつきにくいわけではないし、サービス精神があるいい人たちで僕は好き。「肉、ちょっと厚めに切って楽しむ?」とか。

メニューについては、アラカルトでのオーダーは存在しない。コース料理がひとつあるだけだ。選択権は存在しない。雰囲気は両極端に近いものがあるが、代々木上原にあるセララバアドと一緒のスタイルだと思っていただければと。なので、やはりセララバアドと一緒で予約の時間が決まっている理由もそこにある。

コースのメニューは、まず鰹のたたきが出てきてそれをいっせいにたいらげる。

前菜:鰹のタタキ
前菜:鰹のタタキ

そして、つぎにメインである肉のエアーズロックが登場。

このメインを最初に持ってくるところが好き。最後に出されてもお腹いっぱいで楽しめなかったら悲しいもの。ちなみに、エアーズロックは別途お願いしてダブルにすることも可能。予約したあと、訪問する数日前までに電話で「あの・・肉をダブルに」っていったら、臣の人は「そうきましたか・・・、大丈夫ですよ」との回答。ちょっと、返答をためるところがドラマチック。そして、出てくる肉もドラマチックなまでに派手な感じ。鉄板にふたつ並ぶと迫力あって盛り上がります。

大木屋日暮里 肉ダブル

食べられるのか?とかいわれたけれど、あっさり食べ終わってしまった。赤身肉なのですっきりしていて、それでいて肉はやわらかくジューシー。熟成させた肉なのかな、抜群の美味しさは6人でダブルにする価値がある(まあ、大食らいが多かったということもある)。

そして、牡蠣のバター炒めが登場。これも、牡蠣の表面はかりっとしていて、なかはジューシーな焼具合になるように指示が出るので、それに従うのがシアワセへの近道である。一緒に炒められているねぎもまた牡蠣の味をすって美味しい。

牡蠣のバター炒め
牡蠣のバター炒め

二番手のメインであるメンチカツがまたフォトジェニックである。鉄板全体にひろげられたキャベツのなかにでーんと鎮座する巨大メンチカツ。まわりのキャベツも沢山あるようにみえるが、食べきれてしまうんだよな。メンチカツの切り分けは自分たちでするのだが、このとき切り方を間違えると殺伐とした雰囲気になるので注意すること(ちょっとなりかけた)。

巨大メンチと対峙する
巨大メンチと対峙する

ラストはもんじゃ焼き。もともとはもんじゃ焼きのお店なので、しめはもんじゃなのです。ちょっと水っぽいもんじゃは浅草スタイルだということで、これはこれで美味しい。肉をダブルにしたこともあり、お店の人が「ちょっともんじゃ少なめにする?」といわれたが、それを拒否してフルコースで食べる。しかし、どのテーブルよりも真っ先に食べ終わっていた気がする我々のテーブルのレベルの高さ。

ちなみに、ドリンク類はお店の奥にある冷蔵庫から勝手に取り出してあとで便の本数を数えるという台湾と同じスタイル。食事はもちろんのこと、かなりの本数のビールを飲んだのに、6人で割り勘したらひとり6,000円くらいだった。このエンターテイメント性と満足感にして、この安さ。やはり大木屋、好きだなあと思った夜。次の予約をいついれようか悩んでいるところ。

大木屋
住所:東京都荒川区西日暮里3-13-5
時間:[月~金]18:00,20:15、[土]15:30,18:00,20:15、[日]15:30,18:00

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