ちょっと気になっていて訪れてみたバー。見つけづらいと聞いてはいたけれど、ここまでハードルが高いとは。Google Mapとかに表示されている場所は間違っていないけれど、あの通りにアクセスしてもたどり着くことはできない。

アクセスについて

祇園新橋
祇園新橋

350年前の祇園発祥の地といわれている祇園新橋のエリアにある。通りに面した町屋のなかで、一見すると普通の家のようにしかみえない。よく見てもたぶん気づかない。すごくすごく注意深く家の門をみていくと、店名が書かれたプレートが小さくかかっている。これがお店の目印であり、入口になっている。すっごい分かりづらい。門をくぐって入ってもしばらく不安に思うかもしれない。それくらい普通の家の感じがある。

The Common One Bar KyotoThe Common One Bar KyotoThe Common One Bar Kyotoについて

祇園界隈でほかにもいくつかバーを経営しているグループみたい。翌日訪れたFINLANDIA BARと同じ系列のようで雰囲気もよく似ている。全ての系列店へ訪れたわけではないが、The Common One Bar Kyotoがもっともオーセンティックで、そして最もアクセスしづらいバーなんじゃないかと思う。

町屋を改造した店内は小さい中庭があったりして、狭いながらも雰囲気よくしつらわれている。カウンターの向こうにはバーテンダーさんが何人かいて、適度な距離感で接してくれるのがよい。お客さんの層はばらばらで着物をきたマダムを必死に口説くおじさんから、ちょっと学生っぽい人までいろいろ。でも、総じて静かな時間をお酒と過ごしているので雰囲気は落ちついている。

この系列はFINLANDIA BARもだけど、メニューはなくて、値段もよくわからないのだが、ウイスキーとカクテルのんでも3,000-4,000円程度だった気がするので、バーの雰囲気からすると手頃だと思えるくらい。この雰囲気と接客とお酒の質から考えると、むしろお得感がある。

お酒については、この旅の前週に小淵沢の白州でウイスキーを楽しんだこともあり、まずはウイスキーを頼んでみる。関西ということで、山崎をお願いしてみた。白州とはまた違う重みみたいなものがあるなあ。日本のブランドだと断然ニッカウヰスキーが好きだったのだが、サントリーも悪くないって思えてきた。いままで飲まず嫌いだったんだな。

The Common One Bar Kyotoバーテンの人とはお酒の話しをしたり、京都の観光について話しをしたり。僕はどういうわけだか、旅先で「その土地に住んでいる人」に思われることが多いのだが、今回も長期に滞在している人みたいな感じで話しがすすんでいて勘違いされていた。僕にしてみれば旅って散歩の延長みたいなものなので、どこに住んでいてもあまり変わりがないのだが。

カクテルについて。The Common One Bar Kyotoの系列では季節のフルーツをつかったカクテルもおすすめということ。ちょうど冬の時期だったので、金柑のカクテルをお願いしてみることにした。冬の金柑ってどうしてこうも美味しいのか。家でも毎年、金柑のリキュールを漬けているのだが、カクテルにして果実も楽しむというのもまたいいものだな。

The Common One Bar Kyoto時計のねじを外すかのような、ゆっくりとした時間のなかで過ごすことがこんなにも楽しくて、美味しいものだとは。酔っ払ったわけじゃないけれど、ほんわかした感じの時間を過ごすことができた。たぶん、このお店の距離感が僕は好きなのだろう。旅先でみつけた幸せな場所のひとつ。
週末の夜を過ごすのであればここは外せない場所のひとつじゃないかって思う。

The Common One Bar Kyoto
住所:京都市東山区新橋通大和大路東入元吉町46 何生館内
時間:17:00-26:00
休み:なし

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