今年のお花見はかなり充実している。千鳥ヶ淵で花見をして(桜ほとんど咲いてなくてインド大使館でビリヤニ食べたけれど)、目黒川に沿ってお花見散歩をして(これは豪華だった)、さらには浅草の隅田公園に行って、幕張のさくら広場ではまるであの世みたいな不思議な桜の光景を眺めていた。

そして、わずか一週間ほどで桜はあっという間に散っていく。まさに風景は「久方の光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ」。

しかし、1000年前と違うのは桜前線をおっかけていける機動力。桜前線をおいかけるように東北へ向かってみた。

明け方の高速道路を北上して向かったのは福島の花見山。だいぶひさびさに行ったのだけど、時期はまさにソメイヨシノが満開のとき、春の盛りをふたたび東北で堪能してきた。

アクセス

桜の時期の花見山は車でのアクセスはできず、福島駅やいくかのポイントから出ているシャトルバスに乗っていく。僕が車をとめたのは阿武隈親水公園という河川敷で、ちょうど福島競馬場の対岸のあたりになる。ここからシャトルバスで花見山までは約5分くらいのところ。

春の桃源郷な花見山

シャトルバスを降りると仮設トイレが並んでいるほかにも、物産展みたいなプレハブが並んでいて、地元の特産品を販売していたりする。ままどおる!ひさびさに食べたけれど美味しかったなあ。そして、天気は完璧な春の休日の風景。太陽の光を浴びる気持ちよさはこの上ない。ちょっと遠目にみえる花見山はソメイヨシノの淡い白さや、濃いピンク色やら賑やかな風景。なんて脳天気なのだろう。

通りを5分ほど行くと花見山の入口に到着する。花見山は個人の所有物で、造園業を営んでいる人の山みたい。そして、この時期は一般開放しているとのこと。まわりにも似たような花だらけの山があったりして色鮮やかというか、何度も書くけれど脳天気な風景。

この風景をみたカメラマンが「福島に桃源郷あり」っていう言葉を残したらしいけれど、たしかにこれはそう思うだろうな。花見山のなかは30~60分くらいのちょっとした登山道が作られていて、スニーカーで行くのがおすすめ。

30分のコースだと低いヒール履いた人がいたけれど、すごい体力あるな・・って思う。とはいえ、60分のコースも傾斜のある散歩道みたいなものなので、それほどハードなものではない。おすすめは山頂まで行く60分のコースだな。

遠くの山並みには残雪があり、いま僕がつつまれるようにいる花の風景とのギャップは、この地への春の訪れを感じさせる。本当に信じられないくらい不思議で美しい風景は人生において、一度は観ておいていいんじゃないかって思う。

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