指宿温泉から車で20分くらいと近いのだけど、列車の本数は1日数本というその少なさから鉄道でのアクセスが難しい秘境駅のひとつにあげられる西大山駅。ここは指宿枕崎線の鉄道駅としては日本最南端にあたり、ホームからは開聞岳がみえるのどかな駅で有名になっている。

ただし、無人駅で周囲にはなにもなく、鉄道でこの駅に降り立ってしまったら、お迎えがいない限り数時間は足止めをくらうことになる。ただ、のんびりした場所なので、それもまたいいのかもしれないけれど。

駅前にはホームより広い駐車場と黄色いポストがある。この黄色いポストは郵便局のポストになっていて、普通に郵便を出すことが出来るほか、たまに郵便局が臨時のテントはって記念切手を売っていたりする。

西大山駅

駅へのアクセスは鉄道でいくのは上記の理由から酔狂なマニアでもない限りはおすすめしない。車では駐車場もあるし国道からも近いので利便性が高い。なので、この駅は乗り降りするところというより、観に来るところという感じがする。

以前は、この駅のホームの目の前には畑がひろがっていて、その向こうには開聞岳というのどかな風景だったのだけど、今回2016年に来てみたら太陽光発電所が出来ていて、殺風景な工場みたいな風景が目の前にひろがっている。これは相当に旅情がそがれてつまらないのだが、時代の流れというものかもしれない。

ホームにはプラスチックの箱に入ったノートが置かれていて、鉄道で来た人たちが書き込みをしている。すごい大事にされていて、撮り鉄の人たちは相当に面倒くさい人がおおい印象だけど、この乗り鉄の人たちはその人種とはちょっと違うのだなって思えてしまう。

西大山駅西大山駅西大山駅

列車がやってくるタイミングは運にまかせていると絶対に遭遇できないレベルなので、事前に時刻表で調べてから来た方がいいと思う。遠くから鉄道の音が聞こえてやってくる列車を眺めているのは、それに乗らないまでも旅をしている感覚がある。

秘境な感じはあるけれど、車ではアクセスしやすいところだし、雄大な開聞岳を眺める場所としてもおすすめ。そんなに鉄道に興味がなくても来てみるのはいいところだと思う。

西大山駅

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