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栗野岳温泉「南洲館」と八幡地獄めぐり

前に、霧島アートの森へ行くときに途中の中腹にあった一軒の温泉宿が気になっていたので、今回ぞんぶんに楽しんで来た。思っていた以上にすごいところで、そして気持ちがいいところだった。

南洲館へのアクセス

霧島温泉のエリアに属してはいるけれど、南洲館は栗野岳という山間に一軒だけある温泉旅館。

秘湯のジャンルに属してはいて、結構変わった温泉だなとは思うけれど、旅館の建物は新しくて居心地がいいし、車があればそれほど行きづらい場所でもないので秘湯というより、隠れ家的な温泉旅館といった感じがする。

栗野の街中からだと車で20分くらい山道を上がっていく感じ。軽自動車でも問題なくのぼっていけるくらい。途中、道幅が狭くなるので運転に慣れていない人は暗くなる前にいった方がいいと思う。

南洲館

入口には猫
入口には猫

南洲館について

明治時代の写真、いまとあまり変わっていない
明治時代の写真、いまとあまり変わっていない

歴史はかなり古くて、入口には明治時代の写真がかけられているのだが、温泉がある建物はいまとほとんど変わっていない。

当主の方がいうには、温泉の場所は岩で基礎を固めてあるから変えられないから昔のまま。上の建物は腐食しちゃうので建て替えるけれど、なるべく昔の雰囲気を残しているとのこと。

こういうのを維持するのも結構大変だと思うけれど、こういう話しを聞くといいところだよなあって思う。ちなみに、現在の当主は四代目であるということ。

明治初期には西郷隆盛が逗留していたという歴史もあり、当時の雰囲気を残してる温泉につかって昔のことを考えてみるのも悪くない。ちなみに、携帯電話の電波はソフトバンクはつながらないので、ソフトバンクのユーザーはよりのんびりと過ごすことができると思う。

部屋は新しくてゆったりしている
部屋は新しくてゆったりしている
窓からの風景、ソフトバンクの携帯電波も入らないし、のんびりしたものだ
窓からの風景、ソフトバンクの携帯電波も入らないし、のんびりしたものだ

旅館は本館と別館に分かれていて、宿泊するのは別館になる。

これは新しくてきれいでトイレにはウォシュレットも完備されている。適度な広さがあって、ゆったりとくつろぎ過ごすことができる。

料理は部屋ではなく、別室でそれぞれ個別にとるのだが、この方が料理の匂いが部屋に残らないしいいよなって思う。

料理は温泉の熱で蒸した「蒸し鶏」の料理が絶品でこれは頼んでみるのがおすすめ。いわゆる「すめ料理」であり、温泉の熱で蒸されたものを塩コショウで食べるシンプルな物なのだが、柔らかくて余分な脂が抜け落ちていていくらでも食べることが出来る。

夕食
夕食
地元の黒豚
地元の黒豚
採れたてのタケノコ
採れたてのタケノコ
そしてメインの蒸し鶏!
そしてメインの蒸し鶏!

このほかにも土地の物を使った料理が「お腹いっぱい」という言葉を二回分くらい出てくるので満足できると思う。朝食もまた手抜きなしですごく美味しかった。本当にいい宿だと思う。

温泉の種類は三種類あり、いずれも日帰りで利用することも可能。でも、石けんなどの利用はできない。石けんの利用ができるのは宿泊者専用の内湯があり、そこならば可能。

でも、この内湯は信じられないくらい熱いので入るときには注意した方がいい(季節や天候によって温度は変わるとのこと)。

三種類の温泉のうち、もっとも一般的でクセがないのは「桜湯」で、白濁したお湯はほどよい暖かさで気持ちがいい。朝の一番風呂で入ると、お湯はそれほど濁っておらず、温泉の成分が下に沈殿しているのがわかる。僕としてはこの温泉が一番好き。

桜湯
桜湯
桜湯
桜湯

もうひとつの温泉は「竹の湯」というところで、この建物は写真でみる限り明治初期とほぼ同じような形状で作られていて雰囲気がいい。

秘湯の感じがすごくする。ここは泥風呂としても有名なところで、ちょっと熱めのお湯の底には泥があってそれが気持ちいい。打たせ湯があったりするので、楽しみのある温泉。

竹の湯
竹の湯
竹の湯
竹の湯

もっとも変わっているのは「蒸し風呂」というもので、これは温泉を使った天然のサウナになっている。小さな建物のなかに入るともわっとしていて、すでに暑い。

先客のおじさんに教えてもらった、この温泉の正しい入り方としては洗面器に冷水をいれて蒸し風呂の室内に入り、熱くなってきたらその冷水を自分にかけてさましながら入るということ。

薄暗いお風呂のなかはみていてちょっと大丈夫かなって思えるくらい。これはちょっと秘湯の趣がある。

蒸し風呂
蒸し風呂
蒸し風呂
蒸し風呂

それにしても、あちこちから温泉が湧き上がっていてすごいところだ。鹿児島は雨が多い土地で水は豊富だし、この火山の地熱であたためられたものがすぐさま温泉として出てきている感じがする。すごい土地だよな。

あちこちから温泉
あちこちから温泉
そしてあちこちに猫、どいつも人当たりがよくてかわいい
そしてあちこちに猫、どいつも人当たりがよくてかわいい

南洲館

八幡地獄について

この温泉のすごさを象徴するのが旅館の裏手にある山にひろがる八幡地獄。日本には地獄を称したところが結構あるけれど、こんな大規模と勢いがあるところは他にはそうそう見かけない。箱根の大涌谷みたいな風景がひろがっているのだが、すごいのはこれが個人所有であるということだ。

当主の人がいうには「面倒なんであんまあっち行かないけれど、たまにいくと岩の位置が変わっていたりするんだよね」ということ。すごい勢いだな・・、個人所有の地獄としては日本で一番大きいような気がする。

八幡地獄の入口
八幡地獄の入口
地獄の入口
地獄の入口
あちこちから気軽に湯が沸き上がっている。
あちこちから気軽に湯が沸き上がっている。
温泉の川、熱そう・・。
温泉の川、熱そう・・。
個人所有の地獄なので、わりと簡素な橋
個人所有の地獄なので、わりと簡素な橋
本当にあちこちから温泉が湧いている
本当にあちこちから温泉が湧いている
そして、この先立ち入り禁止、入りたくもないが。
そして、この先立ち入り禁止、入りたくもないが。

南洲館

南洲館個人所有のよさでもあるのだが、この地獄は途中の歩道からお湯が湧き上がっていたりして、自分の身は自分で守らねばならない感がある。

それにしてもあちこちから温泉湧きすぎだろう。ぽこぽこ音がしていて、まさに地獄っぽい。終着のところはちょっとした広場になっていて、大きな岩がゴロゴロと転がっている。この岩の位置が変わるってどんなことが起きるのだ。

大涌谷みたいな風景なのだが、これが個人所有だなんて・・。この地獄は一見の価値がある。

予約については電話ですることもできるのだけど、確実なのは楽天トラベルのオンライン予約かもしれない。昔ながらの温泉と清潔な旅館が組み合わさった秘湯のような隠れ家的ないいところだな。ちょっと人におすすめするのがもったいないと思ってしまうくらい。

近くにある霧島アートの森もまたおすすめの場所だし、のんびりと泊まってみるのがいいと思う。

栗野岳温泉 南洲館
住所:鹿児島県姶良郡 湧水町木場6357

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