今回ひさびさに鹿児島市内をぶらぶらとしてみたのだが、市電が走る街というのは旅情があって楽しい。
今回も天文館からちょこっとだけ市電に乗って山形屋まで。鹿児島における百貨店の象徴的な存在であり、なんだかここ行っておけば間違えがないというように思えてしまう。
電車通り沿いにある本館は遠目にみて日本橋高島屋のように昭和初期の建築を思わせる豪華さなのだけど、これは1999年に復元されたものだという。意外と新しいものだったのか、でも優雅な建築は内装でもシャンデリアがあったりして特別な感じがある。

中身はごく普通の百貨店なのだけど、旅行者としては地下の食品売り場は楽しいし、鹿児島のお土産物を選ぶには空港よりもこっちの方が充実していていいなって思える。なんで、鹿児島空港に並んでいるお土産ってどれも同じものなのだろうか。
山形屋ならではのお土産物兼、美味しいものとしては金生饅頭というもの。表面に山形屋の商紋が焼き印されていて、形は今川焼きにそっくり。お店のなかで機械がぱたぱたと動きながら作られているところをみることができる。


お客さんは途切れることがなくて、お土産なのかみんな何個も買っている。なんとこの饅頭、年間220万個も売れているらしい。すごい。
味なのだけど、白あんで昔ながらの今川焼きというところ。鹿児島の人のお土産としてはこの焼き印が重要なのだろうな。そんなことを考えながら僕も何個か買って家でぱくぱく食べていた。
山形屋
住所:鹿児島県鹿児島市金生町3番1号
時間:10:00-20:00
休み:不定休