鹿児島空港へ向かう前にはまだ少し時間があったので、市内のはずれにある仙巌園へ行ってみることにする。鹿児島市の市街地からはちょっと渋滞もあるけれど、20分くらいで到着することができる。駐車場は有料で別料金。

仙巌園は薩摩藩藩主である島津家の別邸があったところで、その美しい庭園は別名で磯庭園と呼ばれている。海に面した庭は桜島を借景にして、手前の鹿児島湾は池に見立てており、この庭園はその前庭という感じ。

仙巌園、これで桜島みえていたら圧巻の風景だろうな

また、幕末にはこの敷地を一部を使って製鉄所やガラス工場を作ったりしたこともあり、2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」という名称で長崎の軍艦島などとともに世界文化遺産へ登録されている。

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界遺産に登録されている

庭園のデザインは日本風な感じだけれど、この亜熱帯に片足入ったような気候とか、立地的に中国文化の影響を多大にうけた風景は独特のダイナミックな景観を作りだしている。孟宗竹って日本ではここが起源になっていたのか、あれ美味しいものな。

庭園は相当に大きくてざっと見てまわるだけでも2時間くらいはかかる。ちゃんと見てまわるとなると半日くらいは必要なのかもしれない。それくらいの広大さで見どころが多い。

空港に行くまでの時間つぶしという気軽に感じで来てしまったのはもったいなかった。今回は桜島が雲に隠れてしまったこともあり、この庭園のよさを堪能することができなかった。ここはまた訪れてみたいところだな。

お土産物では、ここがガラス工場があったことに由来して薩摩切子の製品などが有名。すごく高いけれど、この美しさはひとつもっていると旅の思い出としてはよさそうだよなって感じがする。

江戸時代末期には日本の諸藩が財政的に疲弊しているなかで、薩摩は貿易などで豊かであったという。そのことを実感として感じられる豪華な庭園だった。

仙巌園
住所:鹿児島市吉野町9700-1
時間:8:30-17:30
休み:なし

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