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薩摩温泉めぐりの旅

ジェットスターで鹿児島まで
ジェットスターで鹿児島まで

2016年のゴールデンウィークは久々の薩摩への旅。直前には熊本で地震もあったけれど、鹿児島市内をふくめて南九州はとくに被害もなく普通に旅を楽しむことができた。

地震は厄介な災害だし、その被害が直撃したところは大変ではあるけれど、周辺では普通の生活が続いているし、大きな被害がなければ普通に旅を楽しめるところではある。旅を自粛したり延期したりする気持ちもわからないではないけれど、旅をしてその土地の空気を感じたりすることもまた復興とか支援のスタイルのひとつとしていいんじゃないかと思う。僕は圧倒的に後者のスタイルなわけだけど。

鹿児島までは成田空港からジェットスターで向かう。久々の成田空港第三ターミナル。やっぱり圧倒的に不便だ。でもまあ、LCCが飛んでいないより全然まし。早朝の便だったこともあり、飛行機の中で寝ていたら一瞬で鹿児島まで到着。空港出たところにある足湯の風景とか眺めていて、ああ旅に出てきたなって実感する。

今回借りたレンタカーは空港近くにある「ククルレンタカー」というサービス。沖縄や九州地区で活躍しているところみたいで、普通にきれいな自動車を格安で借りることができた。鹿児島を旅行してまわるだけであれば軽自動車を借りるだけで全然問題がないと思う。

黒かつ亭のとんかつ
黒かつ亭のとんかつ

車に乗って向かったのは鹿児島中央駅。駅の近くのコインパーキングに車をとめて早めのランチを食べることにする。鹿児島に来たからには黒豚を食べたいということで、駅近くのとんかつ店である「黒かつ亭」へ行ってみることする。

ちょっと適当に選んで行ってみたところではあるけれど、すごいびっくりするくらい美味しかった。フォトジェニックなまでに肉厚のとんかつで、さらに食べてみると豚肉の甘みを感じるくらい豊かな味わい。黒豚の美味しさを心ゆくまで堪能できる。

鹿児島中央駅にて
鹿児島中央駅にて
錦江湾
錦江湾

いぶすきのたまて箱

鹿児島からは乗り鉄ってわけではないけれど、「指宿のたまて箱」という特別観光列車に乗りこんで鉄道の旅。車窓からみえる錦江湾の青い海の風景は南国に来たなあってわくわくしてくる。

車内の内装も面白く、あっという間の鉄道の旅。1月に長野を鉄道で旅したときも思ったけれど、鉄道の旅は自分で車を運転する自由さはないけれど、車窓の風景を映画をみるように楽しめる移動の旅という感じでこういうのも悪くない。

指宿には列車で往復した後、さらに車で指宿に戻る。なんだかすごく効率が悪いのだけど、空港で借りるレンタカーの安さを考えるとこういうことになってしまった。指宿では千成荘というアパートみたいな旅館に泊まった。料理はまあそれなりに美味しいところ。なにより砂蒸し温泉が楽しめる砂楽まで歩いて数分という距離がいい。

砂むし場と建物は普通に離れている
砂むし場と建物は普通に離れている

砂むし会館 砂楽

湯上がりのビールはやばいくらいにうまい
湯上がりのビールはやばいくらいにうまい

ひさびさに楽しんだ砂蒸し温泉は、身体の芯まであたたまり気持ちがいい。夜寝る前にも1日で2回も行ってしまった。しかし、砂蒸し温泉の施設としては砂楽よりも、少し町外れにある山川温泉の方がロケーション含めて雰囲気があって好きなところ。

山川温泉、遠目にももうもうと湯煙があがっている
山川温泉、遠目にももうもうと湯煙があがっている
伏目のすめ、天然の蒸し釜
伏目のすめ、天然の蒸し釜

温泉でシャンプーとか石けんが使えないとか、ちょっと地元感があるところだけど、温泉に加えて、入口で売っている「すめ」という温泉で蒸された野菜や卵は鮮やかな美味しさがあり、とくにサツマイモなんかは、まるで卵の黄身を食べるかのようなしっとりとした濃厚さがある。こんな美味しいものが食べられるだけでも、山川温泉の方が好きだなと思ってしまう。

長崎鼻で浦島太郎に思いをはせたり、龍宮神社でお祈りをしたり。そして、ここが個人所有の美術館なのかと圧倒されるくらいに豪華な薩摩伝承館で薩摩焼のコレクションをみたあとは、併設しているイタリアンレストランでランチを食べる。自然の味を活かしたシンプルな薩摩料理も悪くないが、そこへさらにいいアクセントをつけてイタリアンとして食べるのもまた美味しい。

長崎鼻から開聞岳をのぞむ
長崎鼻から開聞岳をのぞむ
商店街には猫
商店街には猫
薩摩伝承館、神殿のような館内
薩摩伝承館、神殿のような館内

指宿からは北上して薩摩川内へと向かうことにする。途中の砂の祭典で寄り道したりして、泊まったのは川内高城温泉の丸善旅館。ひさびさに来てみたら、名物のジャングル風呂からジャングルがなくなっていたりしたけれど、内装のリニューアルがされてちょっときれいになっていた。

かわいい形した山だなあって思い地図をみてみたら「丸山」という名前だった。たしかに・・。
かわいい形した山だなあって思い地図をみてみたら「丸山」という名前だった。たしかに・・。

次の日はのんびりとドライブをしながら空港近くで西郷公園を通ったり、霧島高原ビールでクラフトビールを買ったりして栗野岳の中腹にある南洲館にて宿泊。

南洲館
南洲館
竹の湯
竹の湯

ここは古い歴史をもつ温泉宿であり、西郷隆盛が湯治に来ていたことで地元でも有名な温泉。日帰り温泉で楽しむこともできるけれど、一泊してのんびりとしたいところ。ここでも温泉を使った蒸し料理をいただけれるのだが、まるごと一羽の鶏をつかったすめ料理はシンプルながらも絶品の味。温泉につかって、ビールを飲んで、美味しい物を食べてのんびりして・・、なんて幸せな時間なのだろうか。

そして、南洲館といえば旅館の裏手にある八幡地獄巡り。箱根の大涌谷みたいなところがこの旅館の個人所有となっていて、温泉はここの源泉から二日かけて冷ましながらやってきている。この地獄への道が地面から温泉が湧き上がってきたりしていてなかなかにすごい。個人所有なだけに間近に地獄を感じるダイナミックさがあるので、泊まったらぜひとも訪れてみてほしいところ。

あちこちから気軽に湯が沸き上がっている。
あちこちから気軽に湯が沸き上がっている。

南洲館

翌日は温泉をあとにして、薩摩半島と対となっている大隅半島へとドライブ。途中の道の駅では源泉かけ流しという贅沢な足湯を楽しんだりして、ランチは垂水漁協直営の桜勘にてカンパチづくしのランチ。脂がのっているけれどさっぱりとしたカンパチの味を楽しめる。

垂水マゼンハイ

桜勘定食
桜勘定食

そのあとは、大隅半島から桜島まで橋がかかっているので、桜島を経由して鹿児島市内へと向かう。

大隅半島から鹿児島市内は桜島を経由するとすごく近くて、途中にあるフェリーでの船旅も15分という短い時間ながらも優雅な船旅。ここでは博多華丸も絶賛している「やぶ金」のうどんを忘れずに食べておいてほしい。

桜島フェリー
桜島フェリー
柳川氷室、日向夏のかき氷にミルクをトッピング
柳川氷室、日向夏のかき氷にミルクをトッピング

鹿児島市内では空港へと向かう時間を散歩したりして過ごす。途中で偶然にみつけた柳川氷室でのかき氷も美味しかったし、山形屋で買ったお土産もまた美味しい。そして、ひと休みしたカフェも雰囲気よかったし、なにより圧倒されたのは島津家の別邸だった仙巌園の風景。

仙巌園、これで桜島みえていたら圧巻の風景だろうな
仙巌園、これで桜島みえていたら圧巻の風景だろうな

仙巌園 附 花倉御仮屋庭園 (磯庭園)仙巌園 附 花倉御仮屋庭園 (磯庭園)

予備知識もなく、ちょっとした時間つぶしで行ってみたのを後悔するくらい圧倒的な広さと美しさで、時間をとってもっとゆっくりと見てまわりたいところだった。

そんなこんなで、旅も終盤。鹿児島空港ではレストランで食事をとって、出発までの時間は空港の出発ゲートにあるイームズのシェルチェアの座り比べしてみたりして過ごす。鹿児島の方って九州のなかでも福岡などと比べると地味な感じがあるけれど、幕末にもっとも栄えたこの土地の豊かさはものすごい。この土地ならではの文化や食べ物がある。

鹿児島空港
鹿児島空港

なによりも、行った温泉はどれもレベルが高くて源泉かけ流しが普通な状況はすごい。活火山があり、雨が多いこの土地ならではのものだなと思うけれど、九州のなかでも隠れた名湯が多いこのエリアを旅してみるのはおすすめ。

この旅のまとめ:薩摩温泉めぐりの旅(2016年5月)

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