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不思議な隠れ家「秘氏咖啡」でマニアックなコーヒーを楽しむ

正興街から北の方に少し歩いて行くと、細いとおりにがやがやとした市場にやってくる。ここは永楽市場という場所で台南の人の台所となって賑わう市場なのだけど、秘氏咖啡はそんな市場の二階にある。え、これどうやって二階上がるんだよ、みたいなところで二階は半分住居なのだろうか・・ひっそりと静まりかえっている。

市場の二階にあがる階段は何箇所かあって、バイク屋の店内の奥にあるところが秘氏咖啡への近道。Google Mapにも登録されているカフェなのだが、この二階にあるというのが盲点でたどり着けないこともありそうだ。

市場の二階にある
市場の二階にある
お店の不思議な外観
お店の不思議な外観

お店は市場の二階にさらに箱状に建物が作られていて、ちょっと不思議な雰囲気。二階の屋内に二階建ての建物が作られているという秘密基地みたいなところだ。お店に入ると、平日の夕方ということもあり、お客さんは全然いない。お店の人は写りの悪いテレビで、ロボットもののアニメ番組をみている。賑やかな市場から入り込んだ、ひっそりとした場所、建物の片隅にこの日最後の夕陽が入り込んでいて、そこだけ暖かい光が差し込んでいる。そして、変わった建物のなかで流れているテレビ。メニューは全て漢字で書かれているのだが、コーヒーの産地も漢字で書かれているので、「哥斯大黎加」とか文字はわかるのに全く意味が通じてこない。なんだか全ての流れが、知らない人の夢のなかに入り込んでしまったかのようだ。

店内
店内
アンティークな雰囲気
アンティークな雰囲気
なみなみとコーヒー
なみなみとコーヒー

とりあえず、マンデリンがあったので、それを頼んでみることにする。お店の人は奥の方に入って大事そうにコーヒー豆をもってきて、宝ものを磨くように丁寧に豆を挽いている。そして、テレビに夢中になっているわけではなく、時間をかけて豆を蒸らしてハンドドリップでコーヒーを入れてくれている。

さらに、カップになみなみと入ったコーヒーを目の前にして、どうするのかと思ったら、ものすごいそっと震えそうなくらいゆっくりと席まで持ってきてくれた。そんななみなみと入れなければ持ち運びしやすいのにって思うのだが、この「なみなみ」入っている感じが台湾の人の心意気を感じてしまいすごく好き。そして、これだけ丁寧に大事にドリップされたコーヒーは幸せのかたまりみたいな存在だ。フルーティーで豊かで、時間がゆっくりすすむかのような感覚。

不思議な場所にあって、行ってみないとわからない魅力がある、夢のなかみたいな隠れ家なカフェ。奥が深い台南のなかでもとっておきにおもしろい場所だ。

秘氏咖啡
住所:台南市国華街三段123之160号(永楽市場)2階
時間:14:00-22:00
休み:不定休

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