小吃(シャオチー)とは、店や屋台で食べる中華の一品料理のことで、台南にはこの小吃のお店がそれこそ星の数ほど無数にある。小吃こそ台南が誇る食文化だと思う。

お店は朝から深夜までさまざまあるのだが、そのなかで僕が自分で行ってみて、ここは朝食に来るのがいいなと思ったところを選んで紹介してみる。早朝がメインでやっているところを選んでいる。セレクトにはちょっと偏りがあるかもしれないけれど、少なくとも僕にとってはここで朝食を始める台南の朝は幸せだと思っている。

台南を代表する有名店で朝から行列ができている。ここの名物は牛肉湯で、殆どレアの牛肉がゴロゴロとスープのなかに入っている。そして、牛テールの出汁がしっかり効いていて臭みがなくてさっぱりとしている。

朝から牛肉かって思うけれど、これは納得の美味しさ。牛肉のもっている赤身のうまさを感じることができる。脂身がないからもたれることもないし、これは美味しい。人気店で早朝5時からやっているけれど、売り切れ次第終了なので遅くとも7時くらいにはお店に着いておきたい。

六千牛肉湯
住所:台南市中西區海安路一段63號
時間:5:00-8:00(売り切れ次第終了)

阿憨鹹粥

台湾でよくみかける魚である「虱目魚」。サバヒーと呼ばれる魚でミルクフィッシュと呼ばれる白身の魚で、僕の感想としては味も大きさも鯖に似ていると思う。阿憨鹹粥はサバヒーを使ったお粥をだすお店で、地元でも名店のひとつ。

「虱目魚肚粥」と油條を頼むのがおすすめ。冷凍されていない新鮮なサバヒーを小骨までも取り除く処理をしてあり食べやすい。魚のお粥って考えると臭みがあるんじゃないかと思うかもしれないが、本当に新鮮なものを使っているのだろう、ぜんぜん臭みがない白身の魚は絶品。脂がすごいのっていて、その風味がお粥のスープにも溶け出しているので、一心不乱に食べてしまうはず。とくに背脂の身の部分はとろけるような感じで食感も最高。

阿憨鹹粥
住所:台南市公園南路169号
時間:6:10-22:00
休み:不定休

蝦仁飯と味噌汁

1922年の日本統治時代から生き残っている老舗中の老舗。蝦仁飯について、鰹だしがきいたご飯は、ちょっとバターライスっぽい濃厚さがあってこれが美味しい。そして、あわせて頼んだ味噌汁も九州の味を思わせる甘めの味わいがよくあう。

台南には蝦仁飯のお店は数あれど、ここの料理を指名する地元の人が多いのも分かる。のんびりとした朝の風景のなかで食べるご飯もまた楽しい。

矮仔成蝦仁飯
住所:台南市中西區海安路一段66號
時間:7:00-19:30
休み:不定休

台南グルメの代表格である牛肉湯の別バージョンとして、牛肉のかわりに山羊肉を使った羊肉湯というものがあり、包成羊肉はそのなかでもずば抜けて美味しいと思う。牛肉湯だけじゃない台南の肉料理を楽しんでみてもらいたい。

味は生姜の効いたスープのせいなのか、牛肉湯よりも軽い感じでさっぱりとしていて意外な感じ。レアな肉をスープにくぐらせるようにして食べるのだが、これもまた牛肉と比べて軽くて食べやすいと思えてしまう。肉については臭みはあるといえばあるけれど、牛肉を普通に食べられるのであればこの臭みは好きなんじゃないかと思う。普段、羊肉を避けている人でもこの旨みは格別なのでちょっと試してみてもらいたい。新鮮な肉ならではの味だと思う。

包成羊肉
住所:台南市中西區府前路一段425號
時間:5:00-11:00
休み:月曜日

台南の小吃グルメのなかではあっさりした風味で、朝に食べるとしみじみと美味しい。メニューはビーフン入りのイカのスープである小巻米粉と、イカだけのスープである小巻湯の二種類のみ。

スープはイカの出汁をメインにしていてシンプルなものになっている。たしかに朝に食べるには優しい味だと思う。スープの身として入っているイカは、あれちょっと半生なのかなって思ってしまうくらいに柔らかくて美味しい。これはそのまま食べてもいいし、小皿に醤油をいれて別途食べるのもおすすめ。

葉家小卷米粉
住所:台南中西区國華街二段142號
時間:8:30-売り切れまで
休み:月

台南発祥の料理である肉圓のお店。台南の人にいわせると、ここのお店が肉圓の定番なのだということ。蒸した肉圓は生地にも甘みを感じるとろみがあるのが特徴。福記肉圓は肉圓だけを提供しているまさに小吃のなかの小吃ともいう感じのお店。商品がひとつしかないので、オーダーはすごく楽なのがいい。お店の入口までいったら「ここで食べる、ひとつ」みたいな感じで通じるくらい。

ここの肉圓はトラディショナル・スタンダードいう感じで大きめの生地のなかには豚肉を細切りにしたものとかが入っている。タレも含めて、辛甘いというかちょっとクセのある感じではあるけれど、これがまた美味しい。

福記肉圓
住所:台南市府前路一段215號
時間:6:30-18:00

このブログで取り上げているお店が一覧になっている台南の旅行地図はこちら

Related Post

和寂咖啡は和食カフェ飯みたいな感じのところ... 今回泊まっている興居台南からすぐ近くの所にあるレストランというかカフェみたいなところ。営業時間が長くて便利なので、夕食を食べに行ってみた。 アクセス 民権路三段と西門路二段の交差点からすぐ近く、交差点についている路地みたいな通りを10メートルくらい入ったところにある。興居台南からは歩いて...
2013年のベストイベント5選 2013年のふりかえり。今年もいろんなライブやイベントに行ってきたのだが、なかでも印象に残っているのは旅先でのイベント。 どれもイベントそのものの魅力もあるのだが、それに加えて、運営している人たちのホスピタリティに感動した。旅って、色んな人のホスピタリティを感じながら続けているものだと思う。...
鳳冰果舖はいま一番台南でおすすめしたいフルーツ専門カフェ... いま台南でどこのエリアに興味があるかといえば新美街のエリアで、そのなかでも一番好きなのは鳳冰果舖というフルーツ専門のカフェ。ここで美味しい果物たちに出会ってからというもの、すっかり果物好きになった僕は日本でも美味しい果物屋さんを巡るようになってしまった。それくらい僕のライフスタイルにインパクトがあっ...
阿村牛肉湯は保安路にある牛肉湯の名店... 小さな飲食店がひしめいていて、そのどれもが名店である保安路にある屋台のようなお店。茂雄蝦仁肉圓の向かい側にあるので、食べ歩きしてみたりするのも楽しい。 台南といえば牛肉湯というくらいに色んなお店があるのだが、そのなかでも阿村牛肉湯は名店のひとつ。店名に1968年とあるのだがもう50年以上の歴史...
2013年のベスト トラベル5選 いよいよ、2013年もおわり。大晦日って、いままでの師走の忙しさが嘘みたいな、のんびりした気分になる。まな板の上の鯉のように「もう今日で年も終わりだし、いいや」という、やや自暴自棄的なリセットする気分でもあるのだが。 で、年が終わる前に旅のまとめ。最後は今年もっとも印象に残った旅について。旅と...

Feature

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください