前回の週末台北旅行と同じく、帰りはピーチで桃園から羽田までのフライト。
羽田につくのが24時過ぎくらいで、土日に旅をするにはこのフライトが現実的にはもっとも台北滞在を楽しめると思う。これ以上遅くなると羽田に泊まるとか、ほぼ徹夜で月曜日の朝をむかえるとか支障が出てくる。
以前の搭乗記:Peach(台北-羽田)搭乗記 – 2016年4月
ということで、桃園までタクシーで移動。なんだかちょっと変な運転をするやつで空港までの道のりがすごく苦痛だった。ひさびさに車酔いしてしまった。空港について、先にチェックイン済ませて、地下のフードコードで台北最後の食事をする。
あ、メニューに肉圓がある!と思って頼んでみたのだが、台南で食べた肉圓とは全く異なる怪しげなピンク色の物体が出てきた。これがちょっとショックを受けるくらいにまずい。もし、はじめて食べる肉圓がこれだったら、もう二度と食べることないだろうなって思うと、出会いとはなんて重要なのだろうってしみじみ思ってしまう。そして、まともな肉圓を食べに台南へ行きたくなる。

さて、出国して帰りのフライトに乗りこむ。PeachはLCCとしての特色を出していて機内食にもそれが現れている。僕が乗ったタイミングでは近畿大学との提携で世界初の新食材「うなぎ味のナマズ」を使った「近大発うなぎ味のナマズごはん」というメニューがあった。話のネタにこれは食べておこう。そしてもしかしたら僕は将来、鰻の代わりにこれを食べることになるのだろうか、と結構期待して頼んでみた。
このメニューの1,350円という金額は、なんだったら航空券代金の10%くらいの金額だ。この小さなアルミのお弁当にしては結構高い。見た目はご飯の上に錦糸玉子、そして蒲焼きのナマズというレイアウトで駅弁にみかける鰻弁当みたい。
で、食べてみた。もう全然鰻じゃない。うなぎに似せた食感ということだけど、パサパサの白身魚の食感だな。蒲焼きということだけど、蒲焼き感もあまりなくて表面に色がついた煮付けみたいだ。ショック過ぎる。隣に座っている旅の同行者は冷静に「ああ、おまえやっちゃったな」みたいな感じで、ひとくちも食べようとしない。

成功へのチャレンジとは数多くの失敗の先にあると思うけれど、これをうなぎと呼ぶのはどうかというところだし、白身魚のソテー風なまず、とかもっと違う調理方法あっただろう!!って声を大きくしていいたい。ああ・・僕とナマズの出会いがこんなところから始まるなんて・・とちょっと悲しい思いで乗っていた。
ピーチの機内食、おもしろいけれどちゃんと考えて作ってほしいし、頼む方もチャレンジ精神が必要だと思う。
予約はPeachのサイトから直接購入した。
