ひさびさのセララバアド。2016年もまた春メニューを食べた後は夏は予約がいっぱいで入れず、秋メニューになってしまった。2017年こそは夏を楽しんでみたい。

とはいえ、一年ぶりに味わうセララバアドの秋。変わらずおもしろく、そして物語のように楽しい世界を旅するような時間を過ごすことができた。

過去の訪問
セララバアド 2016 春メニューは圧倒的に美味しくて美しい
セララバアド 2016 Winter Menuを楽しむ
セララバアドでモダンガストロノミー2015年秋編
セララバアドでモダンガストロノミーの最高峰を体験(2015年春)

セララバアドへのアクセス

徒歩であれば小田急線・メトロの代々木上原駅から歩いて10分くらいというのがもっとも近いアクセスとなる。以前は原宿からタクシーとかも利用していたのだが、最近はのんびりと代々木上原、または代々木八幡から散歩しつつ行くことが多いかな。住宅街のなかにあり、アクセスはいいとはいえない。帰りは雨が降っていればお店の人にタクシーを頼んでしまう方が無難。

セララバアドについて

モダンガストロノミー、または分子料理の要素をいれた新しいスタイルのレストラン。いままでのスタイルの料理とは一線を画していて、トラディショナルなスタイルが好きな人はここの料理を受け入れられないかもしれない。実際にそういうタイプの人も多い。見た目にも華やかなここの料理は女性向きの料理かもしれない。

これ、メニューです
糸でくくりつけられている

2016年の秋メニューは日によって多少の違いはありそうだけど概ねこんな感じ。メニューは葉っぱの形に切り取られた紙をつなげていて、そこに書かれているという凝ったものになっている。メニューからしてお土産にしたいくらいにかわいい。

アミューズっていうのかな、鴨の味噌漬けと柿

海苔のフリット

ドリンクは今回もノンアルコールのものを頼むことにした。ここではお酒よりももっと楽しいものがあるなという感じがしてしまう。独創的でおもしろい、そして美味しいものがあるので自分でも作ってみたくなる。

ノンアルコールのスタートはエルダーフラワーにジュニパーベリーで香り付けをしたドリンク
コースのスタートはスパークリングマスカット

コースのスタートはマスカットを炭酸ガスで包み込んだスパークリングマスカット。ちょっとしたシャンパンのような感じでもあり、口の中にいれた食感がまた楽しい。

森の朝

森の朝はピスタチオのクリームを液体窒素で瞬間的にこおらせて、下からドライアイスの霧が出てくる料理。舌の上にのせると溶けるような食感が不思議で美味しい。

見た目にかわいい「落葉の森」

落葉の森は透明な箱の中に落葉が敷き詰められている。これ、スタッフみんなで見つけに行っているらしい。料理って食べている時間はほんのわずかだけれど、その前準備にかかる時間は果てしない。でも、それが料理の魅力なのだろうな。

箱の上には森の中にあるような世界。樹木のようなアスパラガスや、木の実のようなトリュフ。豚のなかには香りのついたオイルが入っていて、どこまでも手が込んでいる。

Heidi
スープ

つづいて出てきたのはHeidiという以前にもでてきたアルプスの少女ハイジに出てくるようなチーズ。一緒に出てきたスープはとこぶしとかが入っていて、和食のような感じがする。この料理の幅広さもまたセララバアドが魅力的だと思うところのひとつ。

才巻海老 大麦

まだまだ続くセララバアドの旅、つづいては才巻海老と大麦のリゾットのような料理。エビの出汁が効いた大麦のリゾットは絶品の味。才巻海老も上品でもっと食べたくなるなあ。どんぶりで欲しい、とか欲が出てしまう。

しゃも、ほおづき。容器にフィルムを張って下に燻製の煙をとじこめている。
パプリカとオレンジのドリンク

燻製のような処理をする料理は、今回はちょっと変わっていて(いや、いつもだが)、透明のフィルムで覆った下側に燻製の煙を閉じ込めておき、小さな穴から出てくる煙を一緒に食べるかのようにしていく。奥久慈のしゃもはかみ応えがある濃厚さがあり、ほおづきの実もまた美味しい。

メインの肉料理
グレープフルーツにバジルの香りをつけたドリンク

メインの肉料理は鴨を焼いたもの。つけあわせの小さなタマネギがいいアクセントに効いている。そして、このときにペアリングで飲んでいたグレープフルーツジュースを塩で味を調え、バジルで香り付けするドリンクがすごく美味しい。グレープフルーツジュースだけど、違うカクテルみたいだ。

デザートの前にアルギン酸でいくらのように処理されたつぶつぶを食べたけれど、これがなにで手来ていたのか思い出せず。すっきりした味だったことは覚えているのだが。

デザート
表面のシートは栗、なかにはどんぐりのアイスがはいっている

デザートは圧倒的に面白かった。表面を茶色いなにかで覆われたどんぶりみたいなのが出てきて、上を覆っているのは栗のシートだという。このシートを壊して下に入っているチョコレートやどんぐりのアイスと一緒に食べるというのだが、このシートのぱりっとした食感とアイスがあわさってすごい美味しい。こういう遊び心ある料理ってどうやって思いつくのだろうかっていつも思っている。

あっという間にラストのデザート。今回もかわいい缶に入っていたのはトリュフのほか、ライチやジャスミン、そしてオリーブオイルのグミ。オリーブオイルのグミは何度食べても斬新さがある。デザートなのにおつまみみたいだ。

今回のディナーもいつのまにか3時間くらいかけてのんびりと食事を楽しんだ。美味しい料理は人を幸せにするよな。

セララバアド
住所;東京都渋谷区上原2-8-11 TWIZA上原 1F
時間:18:30オープン、19:00スタート厳守
休み:不定休(予約必須)

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