旅先でみる現代アートってその国がもっている感性の一端がみえるようでなんだか楽しい。同じものを扱っていても情報のまとめ方なんかが違っていて、ちょっと新鮮な感覚がある。それが全てなわけではないけれど、少しその国に対して理解が深まったような感じがする。

今回の旅では金鐘にあるアジアソサイエティセンター香港(The Asia Society Hong Kong Center:亞洲協會香港中心)に行ってみたのだけど、もともとはこの場所に併設されているAmmoというレストランに興味があったものの、やっている展覧会をみてみたら思いのほか面白かった。

アジアソサイエティーセンター香港へのアクセス

地下鉄の金鐘(アドミラルティ) 駅から山の上の方へ10分ほど行ったところにある。駅を出て大通りを歩道橋で渡った先にある太古広場 (Pacific Place)というショッピングモールのなかを通り抜けていくとエスカレーターもあるし涼しいので便利。ショッピングモールを抜けてコンラッド香港の横を通りアクセスする。坂道のため、地図で見ているよりも遠いなあという印象がある。

アジアソサイエティーセンター香港について

アジアソサエティ・香港センターはロックフェラー家によって設立された組織で香港以外にもいくつか支部がある。この場所はかつてイギリス統治時代に弾薬庫として使用していたところみたいで、敷地内には当時の面影を残す古い建物や、大砲などが展示されている。

この部分や建物の屋上庭園などは無料で入れるところなので、Ammoに来たついでであっても観てみる価値はあると思う。香港島の都市部にこんなに緑あふれるところがあるのかってちょっと新鮮な感じがある。

屋上庭園にもアート作品がある

僕が訪れた2016年9月には「影.亞洲(Picturing Asia)」という写真展がやっていたので観てきた。ブライアン・ブレイク(Brian Brake)とスティーブ・マッカリー(Steve McCurry)の写真展でTIME誌やナショナル・ジオグラフィック誌などで写真家として活躍している。旅先でこんな面白い写真展に遭遇するとは、なんと幸運なんだ。

スティーブ・マッカリーの代表作である「アフガンの少女」も展示されていたし、それ以外のものも国ごとに分けて展示されていた。情報をまとめたり、写真を選ぶセンスが面白くて、とくに日本を題材にしているところは、なんだか他の国の写真を見ているかのようだった。なんていうか、この感覚は自分の声を録音したものを聞く不思議さに似ている。

そしてインドの写真。インドって100年前の写真も現在の写真もほとんど変わらないシーンがあったりして、都市化されたインドとのコントラストがすごく印象的なのだが、ここで観たインドの写真も圧倒的な存在感があって、その鮮やかさに吸い込まれてしまう。こうしてインドへ興味をもってまた旅に出てしまうのだろうなって思ってしまう(そして、あまりのインド旅の面倒さに後悔する)。

たまたま巡り会った展覧会だけど、思いがけない出会いがあって面白いものだった。香港に何度か来ている方は、情報調べて観に来るのも新しい発見があるかもしれない。

The Asia Society Hong Kong Center:亞洲協會香港中心
住所:香港金鐘正義道九號
時間:11:00-18:00
休み:月曜日、旧正月等

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