谷中のあたりを散歩しているとやたらと目立つ「愛玉子」という看板。「・・あいたまご?変わった名前の中華料理店だな」くらいに思っていたのだが、店先をのぞいてみると「台湾スイーツのオーギョーチー」と書いてあった。どうやら、喫茶店みたいなところだったらしい。ちょっと立ち寄ってみたら、すごい面白くて懐かしいような雰囲気の場所だった。

愛玉子へのアクセス

谷中のまん中あたりにある上野桜木地区にある。上野からだと上野公園を抜けてそのまま東京藝術大学の横を過ぎて行ったところにある。カヤバ珈琲からも歩いて1分くらいのところ。近くには谷中ビアホールなどがある複合施設の「上野桜木あたり」もある。

愛玉子について

創業したのは昭和9年(1934年)となっていて、100年近い歴史をもっている。池波正太郎のエッセイにも出てくるし、画家の東山魁夷も常連だったという。店内にある革張りの椅子は創業の時のままだというから驚きだ。ちょっと人の家の玄関先に入ったような雑多な感じがあるけれど、きっと昔の商店ってどこもこんな感じだったのかも知れないって思う。

愛玉子(オーギョーチー)とは、台湾特産の蔓茎植物で台湾の山岳に住んでいる人たちはこれを主食としていたというもの。これを寒天のようにして、シロップをかけたものが愛玉子というスイーツとなり、台湾で愛されているということだけ。でも、台湾に何度も行っているけれど、見たことなくてひょっとすると台湾でも懐かしく、廃れてきているものなのかもしれない。

愛玉子

お茶が入ったプラスチックのカップの雰囲気もレトロでかわいい。メニューはいくつかあるのだけど、定番の愛玉子を頼んでみることにする。ほどなくして出てきたのは、黄色い寒天といったもので、上に載せられたクコの実がアクセントになっている。レモンのシロップがかけられていて、味が足りないときにはテーブルの上にある蜂蜜を足してみるのがいい。

寒天にすごく似ているけれど、ちょっと固めの食感がおもしろい。レモンのさっぱりした風味がさっぱりしている。肝臓に効くといわれていて漢方っぽい感じ。香港で食べた寒天みたいなスイーツによくにた食感だな。しかし、このレモンの風味がくせになる。

そしてなによりお店の雰囲気がいい。昔ながらの空気が残る谷中の老舗喫茶店で過ごす時間というのもいいものだ。

軽食喫茶 愛玉子
住所:東京都台東区上野桜木2-11-8
時間:10:00-18:00
休み:不定休

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2 Comments

  1. instaでお世話になっております。
    愛玉ですが、台湾でも台南高雄ではちょいちょい見かけます。
    興居台南の斜め向かいに屋台で出て来る「宮後街無名愛玉冰」はちょっとした行列店ですし、高雄でもちょいちょいとお店があります。
    上野のお店は、レモンもレモンジュースですし、台湾の素朴な感じとはまたちょっと違う感じがしています。

    • shakuさん、こんにちは!

      そうなんですよ・・。愛玉子という存在を知らなかったんです。
      この前の9月に行ったときに台南で食べて感動しました。。

      高雄のお店もありがとうございます!
      ちょっと行ってみようかと思います。

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