去年はなんとなく泊まってみたところなのだが、ものすごく充実した滞在となった。あまりにも印象に残るところだったので今回の北海道旅行でも十勝ではここに泊まることにした。

すごく残念だったのは、前回の滞在で出会った、やたらと気さくな馬であるアルフレッドは2016年2月17日に亡くなっていたということ。宿のフロントの人に質問したらすぐに日付も一緒に悲しそうに教えてくれた。よほど愛されていたのだろうな。

2015年の滞在:フェーリエンドルフに泊まる

帯広からは国道をつかって1時間くらいのところ。高速道路もあるけれど、すごく気持ちのいい国道なのでのんびり運転してくるのもいいと思う。かなり広大な敷地にひろがる田舎の居住型リゾートという感じで、別荘地の一部を宿泊としても貸し出している。

バブル期に作られたということだが、森に囲まれたこんな贅沢なリゾートははいまじゃあまり作られないかもしれないな。バブル期というのも功罪あるが、いいところもあったのかもしれない。

レストランが併設されているのだが、いまいち行きたいとも思わないし、なによりここでは地元の食材を買って部屋のキッチンで作るのが楽しいと思う。その方が時間も自由に使えるし、手軽に美味しい食事を楽しめる。肉は帯広エリアの肉乃五右衛門で十勝産の豚肉や牛肉を買うのがいいし、できればワインも帯広で十勝産のいいやつを買っておきたい。

キッチン
リビングには暖炉
水周りはそこらへんのアパートみたい

ただ、豚肉に関しては中札内の道の駅でも売っているし、ビールであれば普通のものは道の駅と通りを挟んで反対側にあるスーパーマーケットで買うことができる。このスーパーマーケットはイオン系列なので、品揃えは豊富だし営業時間も長いのでフェーリエンドルフに滞在しているときにはかなり役立つところだと思う。このスーパーがあればここに住むこともできるんじゃないかと思ってしまう。

美瑛で泊まったスプウン谷のザワザワ村でもそうだけど、ここでもやることといえば本を読んだり、散歩したりというくらい。なにもしないことがもっとも楽しく贅沢な過ごし方じゃないかと思う。とくに今回訪れた10月ははやくも晩秋の季節で暖房が必要なくらいだった。

夜は暖炉に火をいれて、のんびりと過ごすというのもいい。暖炉の炎がゆらめくのを眺めているだけでもすごく落ち着いた気分になる。前にブータンを旅行しているときに暖炉を使っていたことがここで活かされるとは思いもしなかったけれど。

夕方の散歩をしていたら、そのまま日が暮れてきて星を眺めていることにした。帯広の空港から飛行機が飛び立つところに出会い、小さな光が空を切りさいていく風景はなんだか不思議だった。轟音とともに、ギュッと方向を変えてあっという間に東京の方へ飛び去っていった。

飛行機が去ってしまうと辺りは静寂な空気に戻る。今年も夜空は圧倒的な瞬きであり、天の川さえもくっきりとみえる。昔の人はこの空をみて空に川が流れていると想像したとは、なんとロマンチックなのだろうか。どうやら、ぼくらが普段住んでいる世界はずいぶんと自然から隔離されたところにいて、それがロマンチックな想像力を失わせているのかもしれないなって思う。

前回来たときも思ったことだが、この風景のためだけに旅行したといっても納得できるくらい。本当に星空の美しさは感動する。いつかはこんなところで暮らしてみるのもいいかもしれないなあ、なんて考えた。

夜は暖炉に火をいれて過ごした

フェーリエンドルフ

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