上高地が山岳リゾートになるきっかけはここ上高地帝国ホテルだと思う。昭和8年(1933年)に開業したホテルで、いまは二代目の建物だが深紅の屋根や山小屋のようなつくりが森の風景に似合っている。一般車が入るようなところではないので広い駐車場もなく、こぢんまりとした雰囲気もいいな。

ロビーには巨大なマントルピースがありホテルの象徴的な存在になっている。このマントルピースは建て替えたタイミングで作られたそうだが、いまでは上高地帝国ホテルといえばというくらい有名なものだ。

上高地帝国ホテル

ホテルの敷地内には3つのレストランやラウンジがあって、朝早くからやっているのはホテルのロビーに併設されているグリンデルワルトというラウンジ。バリアフリー設計にはなっていないけれど、車いすなどはホテルのスタッフの方々が人力で階段持ち上げてくれるので、そのホスピタリティはすごいなって思う。宿泊客じゃなくても、ラウンジを利用する際にはそれが当然という感じに自然とやってくれるのは一流ホテルのもてなしだなあって思う。

いつかは泊まってみたいホテルではあるが、4月下旬から11月上旬までの期間営業であり、高級ホテルなだけに宿泊料金もかなり高いので泊まれるようになるには先の話になりそうだ。でも、雰囲気だけでも充分過ぎるくらい素敵なので上高地をめぐる際にはコースにいれて、リゾートとしての上高地の歴史を味わってみるのもいいと思う。

ロビーラウンジではカスタードプリンが有名なのだけど、寒くなってくるとコーヒーだけじゃなくてドイツで冬場に出されるグリューワインが美味しい。ノンアルコールのものもあるけれど、今回の旅では車を運転していないし、二日酔いも治ってきていたのでアルコール入りにしてみた。シナモンなどで風味付けされた赤ワインは身体をあたためてくれる。

なによりこの吹き抜けのロビーの感じが気持ちいいし、ソファもゆったりとしているんだよなあ。こういうところでホテルステイを楽しむのもいいんだろうなって思える場所だった。今回はラウンジだけだったけれど、必ず泊まってみたいホテルだ。

上高地帝国ホテル ロビーラウンジ グリンデルワルト
時間:8:00-17:00
期間:4月下旬から11月上旬までの期間営業

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