大王わさび園というところは、安曇野を旅していると一度は必ず訪れるし、行くところに困ったらとりあえず行ってみるところという感じがある。そんなメジャーな観光地ではあるし、わさびだらけと思うかもしれない。しかし、意外にも黒澤明の映画ロケ地に使われていたりして美しい風景がある場所だったりする。今回久々に訪れてみたけれど、結構楽しかった。

大王わさび農園へのアクセス

中央道の安曇野インターチェンジからほど近いところにある。しかし、夏場などのピークシーズンにはかなり渋滞するのでピークシーズンには他のところへ行った方がいいかもしれない。ちょっとピークを外した週末くらいがほどよき賑わいがある。駐車場はかなり広くて観光バスも来るような定番スポット。

わさび農場がテーマパークみたいになっている

大王わさび農園について

ひとことでいえば「わさびのテーマパーク」なんだと思う。清流を引き込んだ美しいわさび農場の風景、わさびを使ったスイーツとかの売店やレストラン。お土産物屋さんに並んでいるのは「とりあえずなんでもわさび使ってみました」みたいな商品の群れ。

これだけ書くとぜんぜん面白くなさそうなのだが、人によってはそうかもしれない。でも、このわさび農場の風景は美しいなあと思う。どこまでもひろがっているので飽きるところはあるけれど。

わさびソフトクリームは定番、食べてみる価値あり
お土産には生わさび

そして、わさびを使った「わさびソフトクリーム」は案外美味しいのでものは試しを食べてみるのもいいかもしれない。生わさびは農場直送の割にはぜんぜん安くないのだが、辛味よりも香りが強いいいわさびは自分用にお土産で持って帰るのもいい。変な加工品買うくらいなら生わさびがいいと思う。

僕がここを好きなのは、農園の端っこの方で、ここは黒澤明が晩年に撮った「夢」という映画のロケ地になっている。夏目漱石の「夢十夜」みたいに「こんな夢を見た」からで始まる不思議な間合いの作品。

このなかでラストの「水車のある村」で笠智衆演じる老人との会話が印象的で、水車と清流のあいまを行きつつこの世とあの世の境目みたいな風景がすごく気になっていた。まさに、ここの水車がある場所で撮影されていたとは。ちょっと話しはそれるが、この「夢」は本当に面白いので必見の作品だと思う。

あの作品が撮影されてから30年くらい経つけれど水車も河の流れもそのままで美しい風景をみることができる。新緑鮮やかな6月くらいが好きだけど、きりっと冷えた空気を通してみえる秋の風景もまた美しい。この場所があるから大王わさび園を訪れる価値があるというものだ。

安曇野を旅するならば、美術館だけでなくわさび園で美しい風景を眺めるのもまた楽しいと思う。

大王わさび農園
住所:長野県安曇野市穂高3640
時間:9:00-17:20(冬期は16:30)
休み:なし

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