2年ぶりの信州の紅葉。前回は松本郊外の奈川の方を巡っていて、そこでみた圧倒的な紅葉は美しいものだった(2014年10月:錦繍の松本旅)。まさに錦繍という言葉がぴったりな優雅な風景。

今回もまた信州の紅葉を見ようと思ったタイミングで色々と計画していたのだが、訪れたことのない上高地へ行ってみることにした。

しかし、驚くのはホテル代金の高さだ。週末旅ということもあるので、多少は高いと思ったのだが、普段泊まっているホテルが2-3倍くらいに高騰していて、しかもほぼ満室という状況。仕方なく、松本駅近くの「ホテル エム マツモト」というカプセルホテルへ泊まってみたのだが、ここが意外と快適で居心地よかった。

ホテルライフを楽しむという気持ちにはまったくならないが「とりあえず寝る場所があればいい」ということであれば、まったくもってここで構わない。男性は浴場もあるのですごく快適だと思う。

松本ブルワリー タップルーム

松本には夕方近くに到着して、知り合いと合流する居酒屋へ向かう途中街中を散歩していたら、松本ブルワリーのお店を発見してしまう。そういえば、年始にきてメインバーコートのバーへ行ったとき松本発のクラフトビールを造るといっていたなあと思い出す。

ちょっと0次会的に入ってみてビールを飲んでみたのだが、これがちょっとハッとするくらいに美味しくてびっくりした。僕がエール系のビールを好きということもあるのだが、松本ブルワリーのビールのクオリティの高さはすごい。はじめてアンカースチームのビールを飲んだときくらい感動した。

オールドロックでビールふたたび、あんま記憶ない

そして、居酒屋で知り合い達と深酒をして解散したのが22時くらい。もう少し飲み行けるかなと、ちょっと気になっていたオールドロックというアイリッシュパブみたいなところに行ってみたら、ここでも松本ブルワリーのドラフトビールが飲めるではないか。しかも、ブルワリー直営店よりも種類が多い。これは嬉しいとまた飲んでしまい、宿に戻ったのは25時くらいだったと思うがあまり記憶がない。

翌朝は早朝に起きたのだが、時間通りに起きた自分を褒めたいくらい奇跡的な状況。簡単にいうと年に数回訪れるひどい二日酔いということだ。この状況で上高地の山道を走ればそりゃ車酔いもするよなあという感じなのだが、早朝の大正池の凜とした風景は自分の行いを反省してしまうくらい美しいものだった。

大正池
河童橋
穂高連峰
上高地帝国ホテル

なんとか上高地バスターミナルまで到着して、朝食としてあたたかい蕎麦を食べてひと息ついたあたりでようやく二日酔いが覚めてきた。ここから河童橋までは歩いていける距離で少し散歩をしながら行ってみる。眼前にそそり立つようにせまる穂高岳や槍ヶ岳の風景は紅葉を通り越して峰には雪が積もっている。そして、この風景をみると山岳信仰というのはもってしまうよなと感覚的に思ってしまう。それくらい圧倒的だ。

上高地帝国ホテルには泊まっていないけれど、ここでも少しひとやすみ。ロビーのラウンジは居心地がよくて宿泊客じゃなくても訪れる価値があるところだ。そして、いつかここに泊まってみたいと強く思う。新緑とか夏の時期に来たいなあ。

山を降りてきて地元の人おすすめと向かったのは安曇野翁。9月に訪れたばかりだが、こんなにも早く再訪できるだなんて。そして、それだけ地元の人にも人気のお店なのだなと実感する。今回は「ざるそば」を食べたのだけど、いなかそばよりも洗練された風味と味わいは抜群に美味しい。僕はここでは「ざるそば」の方がすごいと思う。

安曇野翁でざるそばランチ
大王わさび農園
大王わさび農園

ランチを食べてちょっと時間があまったので久々に大王わさび農園に行ってみることにした。どうってことのないテーマパークなのだが、わさび農園の風景はきれいだし、なにより黒澤明が撮影した「夢」のロケ地としても有名なこの場所は水車のある風景に心癒やされるものがある。

今回の旅では紅葉狩りをして自然とふれあうというより、上高地で圧倒的な自然の強さに畏敬の念をもつという感じの旅だった。信州には何度も来ているけれど、来る時期や訪れる場所が少し違うだけでまったく異なる印象をうける。旅先としてすごく魅力があるところだ。

リンゴをお土産にもらった。手書きのラベルがかわいい。

この旅の記録:秋の信州、上高地への旅。(2016年10月)

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