京都で紅葉となると寺院になることもあり、今回の旅では、ひさびさに寺院をめぐる旅をしている。ここ数年の京都旅では「寺院めぐりなんて修学旅行っぽい」とあまり見てまわらなかったのだが、ひさびさに来てみると新しい発見があったり、思いがけず美しい風景にめぐり会ったりと楽しめるものだなと改めて実感する。

ということで、京都の市街地からは少し離れたところにある源光庵へ行ってみることにした。

源光庵へのアクセス

地下鉄烏丸線の北大路駅まで行って直結している北大路バスターミナルから市営バス(市営北1)に乗って20分くらい。

結構荒い運転をする市バスで鷹峯源光庵前で降りると、目の前が寺院の入口である。北大路バスターミナルのところに源光庵行きのバスはこちらという看板があるので、それを目印にすると迷わない。行くならば渋滞のはじまる前の午前中に行くのがいいと思う。

「迷いの窓」「悟りの窓」

テレビコマーシャルの「そうだ 京都、行こう。」でも有名になったふたつの窓は1694年の建立。「迷いの窓」は人間が生きていく上で逃れられない「釈迦の四苦」を四つの角で表現しているとのこと。

迷いの窓
悟りの窓

それに対して隣にある「悟りの窓」は大宇宙を表現する「禅と円通」の心だそうで、角が取れて丸くなった心ということだろうか。鎌倉にある明月院の丸窓も悟りの境地をあらわしているみたいだが、悟りを開くという境地は偏見とか角のない心で見える世界のことなのだろうな、きっと。

この窓から見える風景は寺院の庭園の借景となっていて、季節によって異なるという。訪れたタイミングでは雨が降りそうな天気で光が弱かったのだが、この窓の風景はきりっと澄んだ空気のなかで観るのが美しそうだ。季節を変えて四季の風景を眺めに訪れたいところ。

また、訪れたときには気づかなかったのだが、ふたつの窓がある本堂の天井は伏見城の遺構で、1600年に起きた伏見城の戦いで徳川家側が自刃した際についた血の板が天井に再利用され「血天井」として後悔されていたらしい。そんな生々しい天井があったなんて。次に訪れたときには見学をしてみようかと思う。

鷹峰山 源光庵
住所:北区鷹峯北鷹峯町47
時間:9:00-17:00

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