悟りの窓で有名な源光庵から少し坂道をくだっていくように20分くらい歩いて行くと森に囲まれた大徳寺のエリアにやってくる。車の通り抜けができない路地は、静かで歩いていて気持ちがいい。いい散歩コースになっている。

京都の大徳寺は敷地内に複数の寺院が集まっている、京都でも屈指の大規模なお寺である。有名なところでは一休さんが住職をつとめて応仁の乱で荒れ果てた寺院から復興したり、千利休が三門にに自分の像をつくって、自分がそこをくぐることになる秀吉の怒りをかってハラキリさせられる原因となったり意外と歴史的にいろいろ出てくる寺になっている。

今回の旅では紅葉で有名な高桐院、枯山水の庭園が美しい龍源院、春秋に特別公開される黄梅院に訪れた。いずれも圧倒的な迫力で見応えがある。

大徳寺 高桐院

今回の旅で来てみたかったところ。テレビコマーシャルの「そうだ 京都、行こう。」で紅葉の風景を紹介されて人気が出たところ(いつ紹介されたのかはよく知らないのだが)。今回訪れたタイミングでは日本人よりも台湾とかシンガポールから来た人たちが多くて、みんなで場所を譲り合いながら写真を撮っていた。

寺に向かう細い参道の両側には楓が植えられていてピークのときには美しそう。僕がきたときはちょっとタイミングが早かった感じがする。入口で拝観料を払って書院に通されるのだが、千利休の住まいを移築したとのことで、たしかにお寺というより住まいという雰囲気。

庭園にも楓が植えられているので、座敷から眺める風景は絵画のように圧倒的な美しさがある。園側に座ってのんびりと時間を忘れて眺めるのがいい。ちなみに、この奥にはお手洗いがあり清潔なのでここでトイレ行っておくのがおすすめ。

大徳寺 高桐院
大徳寺 高桐院
大徳寺 高桐院
大徳寺 高桐院
大徳寺 高桐院

大徳寺 龍源院

高桐院から徒歩数分のところにある。ここは庭園の美しさにていひょうがある。いくつかの枯山水の庭園があって、シンプルなつくりが印象的。枯山水のある庭園といえば龍山寺の石庭が有名すぎるくらいだが、龍源院の枯山水は小さくもコンパクトにまとまっていて、これもまた美しい。ただ、借景となる背後の風景が修復工事中の寺院の覆いになっているのはちょっと情緒がそがれるところがあるのだけど。

もうひとつの枯山水である東滴壺は廊下に囲まれた小さな壺石庭なのだけど、これもまた印象的。驚いたのは昭和時代に作られた石庭とのことで、ほぼ現代に作られたような庭なのに、この寺の趣にぴったりと溶けこんでいる。この庭もまた必見。季節を問わず美しさを体験できる寺院だと思う。

寺院内にあるコレクションのなかでは、秀吉と家康が対局した将棋台があり、時空をこえてなんだか迫力あるなって思える一品だ。

大徳寺 龍源院
東滴壺
東滴壺
大徳寺 龍源院
大徳寺 龍源院

大徳寺 黄梅院

普段は入ることができないのだが、春秋に庭園の限定公開が行われている。拝観料は有料で、写真撮影は前庭のみ、有料部分は写真撮影は禁止となっている。写真撮影を禁止するほど独創的な著作物の庭園なのかといわれると、僕のなまくらな素人目には判断できないな。秀吉の霊が映り込んでしまうとか、なんかもっと他の深刻な理由があるのかも知れない。

この寺院は千利休がつくった、豊臣家の家紋である瓢箪をかたどった「直中庭」が有名で、紅葉シーズンには苔の緑と色づいた紅葉の色のコントラストが目に鮮やかな風景。それほど広い庭園ではないものの、写真撮影ができない有料の庭園ということもあり、ハイシーズンでも大混雑というわけではないのがいいところだ。写真撮影から開放されて、のんびりと紅葉風景を楽しめるのは、なんだかいまとなっては昔ながらのことかもしれない。

大徳寺 黄梅院
大徳寺 黄梅院

大徳寺
住所:京都府京都市北区紫野大徳寺町53
時間:高桐院の拝観時間は9:00-16:30

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