九分行きのバスで知り合った日本人に「九分の先にある金瓜石に行かれるということですが、そこはどういったものがあるんですか?」と聞かれたのだが、僕はそれに対して答えをもっておらず、ずいぶん怪しい回答をしたと思う。

しかし実際問題として金瓜石になにがあるのか知らなかったのだから、それは仕方がない。僕がちょっと行ってみようと思ったのは、前回九分に行こうとバスに乗り込んだのだが、うっかり寝過ごして終点の金瓜石まで行ってしまい、そのときは慌てて九分まで戻ったのだが、そのときの金瓜石には九分よりも台湾人観光客多いんじゃね?というくらい人がいて、かつそのひなびた風景がちょっと趣あって楽しそうだったから。

ということで、なにがあるのか調べてから行こうかと思ったのだが、そのことすらすっかり忘れていて、当日バスに乗り込んで金瓜石へと向かった。

金瓜石への行き方

忠孝復興路にある九分、金瓜石行きバス停

基本的には九分行きのバスは終点が金瓜石なので、九分で降りず乗り過ごせば確実に金瓜石まで行くことができます。時間は九分からはバスで10分くらい。台北市街からは90分くらいといったところ。

僕は忠孝復興路からバスに乗り込んで行きました。台北市内で利用できるEasy Cardで支払いできるので、あらかじめ購入してチャージしておくのがオススメ。金瓜石までは・・100元ちょっとだった気がする(忘れた)。

忠孝復興路から乗る分には始発から終点まで乗ることになるので、どこに座ってても迷うことなく金瓜石まで到着できるのでラクです。

金瓜石について

19世紀末にこの地に金鉱山が発見されたのだけど、当時ここを統治していた清朝は第一次世界大戦の対応でそれどころじゃなくて放置。20世紀初頭に日本の統治下に入って整備され始めたとのこと。その後1985年に閉山されるまで活躍(wikipedia: 金瓜石鉱山

というか、これ来る前に読んでおけばよかった。そうすれば「なんかこれ日本の家みたいだな・・」としばし考え込む必要もなかったのだ。僕は金瓜石のビジターセンターみたいなところでビデオみて勉強しました。

おそらくは、20世紀末にかけて金の産出量が減少していくに従い、このあたりは放置されてきていて、それもあって九分も含めたこのあたりは古い町並みが残っているのだろうなと思う。

金瓜石の方は荒廃がひどかったみたいで、2007年に当時の町並みを再現する事業が行われたみたい。ということで、いまこの地に建っているのは復元された町並みなのだが、裏通りに入ると朽ち果てた家が残っていたりしてまさに「盛者必衰の夢のあと」というおもむきがある。

金瓜石の歩き方

メインとなるのは、四連棟と呼ばれる家屋で実に忠実に日本家屋が再現されている。ビデオで「こんなにも当時を忠実に再現した日本家屋はもうここでしか見られない」と再現した技師がいっているのも、ちょっとわかる。

それにしても日本家屋と南国植物という組み合わせは、なんだか鹿児島の祖父の家にきたみたいだ。家の雰囲気とかもじつにそっくりでちょっとデジャブのよう。

またここから眺める東シナ海は周囲の鋭利に切り立った山とのコントラストもあってとても美しいので展望台から眺める価値あり。

そして、あとは町歩きなのだけど、観光開発されたところから谷間の老街という古い街並みへと階段をくだっていくコースがオススメです。九分のような雰囲気がありつつも、もっとさらにひなびていて、こっちの方が映画の舞台として幻想的であっているんじゃないかと思ってしまうくらい。

階段の途中にハートマークが出ているカフェは真心珈琲というお店で、ここで十分すぎるくらいの休憩をとってのんびりすることをオススメします。店内は手作り感があってとてもステキ。


金瓜石からの帰り道

帰りはバスで九分に戻って喧噪を味わうのもいいし、瑞方まで戻って列車で移動してもいいし。そのままバスで台北まで戻るってのもあり。そのときの気分でどうぞという感じ。バスは本数多いのでとくに気にせず大丈夫。

団体ツアーでは味わうことのない、のんびりした空気と時間の過ごし方ができる場所で、あまり教えたくないと思いつつも・・オススメです。でも、とびきりの観光地ってわけじゃないからその点はご理解ください。

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