今回の信州旅行において、サイトウキネンと並ぶハイライト。信濃大町で毎秋に開催されている三蔵呑み歩きというイベントに行ってきた。

信濃大町の商店街を中心に半径500mくらいのところに日本酒の酒蔵が三軒あって、イベントの日には参加証を兼ねた専用のおちょこを購入して、各酒蔵を巡りながら、日本酒を飲んでいくという内容。

参加証のおちょこ
参加証のおちょこ

各酒蔵ごとに特別限定のお酒を用意していて、それを呑むだけでも参加代のもとがとれちゃうよな・・とかけちくさいことを考えてしまうが、それでもたしかにこのイベントは手作り感がありつつ、とても豪華な内容。

参加している三蔵は以下の通り。

  • 北安醸造(銘柄:北安大国)
  • 薄井商店(銘柄・白馬錦)
  • 市野屋商店(銘柄・金蘭黒部)

僕はあまり日本酒に詳しくなく、とりあえず旨ければなんでも呑んじゃうという大ざっぱな人間なので、日本酒をワインのように語る言葉はそんなに知らないのだが、それぞれの蔵ごとに特徴のあるお酒を出していて、どこも満足できるところだった。

和らぎ水。この湧き水がまたうまい。
和らぎ水。この湧き水がまたうまい。

ということで、イベントに行ったところを順番に書いていく。

横川商店

去年、この呑み歩きにきたときもオープニングはこちらで迎えた。おそらくは、このイベントの中心的存在の酒屋さんで、店先には炭火焼きのスペースとおつまみを売っているのだが、このおつまみが絶品で、普段は缶詰に入るような小魚を新鮮な状態で仕入れてきて売っている。

これがなんと100円という驚きの価格。もちろん安いという意味である。これを買って、炭火で焼きながら、店先で乾杯の挨拶にいただくお酒をちびちびやるというのが幸せ過ぎる。諏訪ではじまった呑み歩きのイベントなのだが、ここ信濃大町ではよりアットホームに楽しくいい進化を遂げているって思える。

焼き物、これ一皿100円。
焼き物、これ一皿100円。
焼き物を焼いているところ
焼き物を焼いているところ

北安醸造

見た目的にはもっとも酒蔵っぽい佇まいの建物が特徴的。

ここでは、吟醸酒などを飲みながらおつまみを食べるのが楽しい。三蔵あるなかで、おつまみも豊富さと美味しさではここが抜群に素晴らしい。漬け物とか普段はあまり食べないのに、ここの漬け物はおいしいんだよな。そして、そば粉のクレープみたいな焼き物もおいしくて日本酒にあう味。ついつい長居してしまう。

薄井商店

北安からはのんびり歩いて徒歩7~8分というところ。工場の一角が呑み歩きの場所となっていて、スペース的にはこの蔵がもっとも大規模という印象。去年来たときには、ここのお酒はあまり印象に残らなかったのだけど、今回は限定酒にやられた。

吟醸香を感じさせる甘い香りが口のなかに残って、それでいて飲み口は水のように爽やかであるというすごいお酒。これで、700mlが1,600円ときいて僕も酔いがかなりまわってしまったのかと思ったのだが、本当に1,600円だった。思わず購入。ううむ、これはうまい。家に帰って呑むのが楽しみ。

市野屋商店

美しい日本の美しい人
美しい日本の美しい人

もっとも駅よりにあって、商店街のアーケード内にある酒蔵。去年はここの限定酒を買ったのだが、今年は樽酒がおいしかった。蔵の人が「女性についでもらった方がおいしいよ」なんて軽口いっていたけれど、いやいやこれは誰がついで呑んでも抜群にうまいと思う。もちろん、女性につがれたら酔いが早くまわるかもしれないけれど。

この呑み歩きでは、町のあちこちから湧き出ている水を、和らぎ水として飲みながら進むのだが、とにかく水からしておいしい。この水をつかって日本酒を造っているのだからそりゃ断然いいものができるよな。

商店街のなかに、男水と女水という湧き水があって、通りをはさんで両側にあるのだが、この男水と女水で風味が全然違うので飲み比べてほしい。ボランティアのおじさん曰く、酒蔵によって使っている水が違うので、出来上がる日本酒も全然違うものになるという話を聞いてものすごく納得したのだが、どの蔵がどっちの水を使っているのかはすっかり忘れてしまった・・。

ということで、すっかりほろ酔いとすごい酔っ払いの中間くらいまでの感じになってきたので、最後に横川商店で少し呑み足してから今夜泊まる大町温泉までタクシーで向かった。

このイベントはちゃんと参加するのであれば、宿は信濃大町にとるべきだと思う。初秋の空気を感じながら散歩しつつ呑み歩くというのは気持ちのいいイベントなので、日本酒が好きであればおすすめのイベントです。

「北アルプス 三蔵呑み歩き

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