まだまだ春が遠いなあという2月半ばくらい。ちょっとだけ春を先取りしてくるかと週末に出かけてみることにした。今回の行き先を決めた目的は水戸芸術館でやっている石川直樹の個展「この星の光の地図を写す」を見に行くというのあって茨城方面へ。茨城というと地味で旅行先としてあまり選ばないところだが、なかなかに楽しいところだった。

ところで、利根川の下流域のあたり千葉と茨城が接している地方を通称で「ちばらき」と呼ばれていて、たしかにこのあたりは文化的にもちょっと似ているところがある。まずは利根川の下流、南側の千葉側から旅をはじめる。東庄町はいちごの産地で有名なところで、シーズンにもなるといちごのマークが国道沿いにあらわれてくる。そのなかでも定期的に訪れているのは比較的規模の大きな磯山観光いちご園というところ。県外に出荷しないいちごがあったりして豪華な朝ごはんだなあ。見た目にも美しいし、ついつい食べ過ぎてしまう。

朝食を食べて利根川を渡り、鹿島の方へと向かうことにする。太平洋沿いの道は交通量も多くなくドライブしていて気持ちがいい。そんな国道沿いにあるのが「やましょう」という食堂で、地元でとれた海産物をグリルで焼いていただくことができる。ビールのコマーシャルに使われたこともあるお店で飲みたくなるがぐっと我慢。しらす丼も美味しかったなあ。

焼き物がうまい
しらす丼

おなかもいっぱいになり国道沿いに北上。ちょうど梅のシーズンが始まったこともあり水戸の偕楽園へ行ってみることにした。駐車場は近くの千波湖にとめておいて偕楽園へと向かう。梅はまだ咲き始めからそろそろ満開というところで香りがよかったが、もう少し後の方がよかったかもしれない。ゆるキャラのイベントをやっていたが、その運営のユルさにおどろく。ちょっと落ち着かないな・・と思い向かい側にある千波湖のまわりを散歩したが、こちらの方が気持ちよくてよかった。鳥との距離感が近いのがちょっと圧を感じるのだが、散歩をしている分には気持ちがいい。

偕楽園から千波湖をのぞむ

千波湖から少し車を動かして市街地にある水戸芸術館に車をとめる。石川直樹の個展は厳しく美しい自然の風景もそうだが、それ以上に人を撮った写真のまなざしみたいなものが印象に残った。フラットな感じがあるけど、根底にある優しさがにじみ出るというか、写真家として好きな人だなあと改めて思う。

石川直樹の個展。私物コレクションがおもしろい

旅のラストは芸術館から歩いて行ける距離にある郷土料理の山翠にてあんこう料理を食べる。冬の茨城といえば鮟鱇だよな。見た目はすごいが脂ののった抜群のうまさに感動する。とくにあんこうの頭の部分を焼いた柳焼きは絶品だ。

茨城への旅というのもいいよなあって思える一日だった。

あんこうの柳焼き

この旅の記録:土曜日の小旅行「冬のちばらき。いちご、あんこう、アート編」(2017年2月)

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