今回の旅をイポーにしたのは、もやしを食べてみたかったというのもあるけれど、もうひとつはヤスミン・アフマドのミュージアムがあると知ったから。友人がここを訪れていて、すごく癒やされたというかそんな感じのことをいっていて気になっていたところ。

ヤスミン・アフマドはマレーシアでは有名なCM監督であり、映画監督でもある。2009年に51歳という、まだまだこれからというときに急死してしまい、「タレンタイム」という作品が遺作となってしまった。彼女の作品にはタレンタイムもそうだし、イポーを舞台にしたものが多くあって、その縁もありここに記念館が作られたんだろうと思う。

ミュージアムはイポー旧市街の裏通り、ちょうど天津茶室の横の路地を入った先にある。猫がのんびりと寛ぐような気持ちのいい路地で、入口の屋台みたいなところで入場料を支払ってチケットをもらうのだが、チケットにはヤスミンアフマド自筆の言葉をスタンプにしたものがあって、好きな言葉を押すことができる。

旅行中、何度も通り抜けた路地裏にある
すごく気持ちのいい路地裏なのです、ここ
チケット売り場はこおパラソルのところ
ここらへんが縄張りなのか、よく会う猫
チケットにはヤスミン・アフマドの言葉をスタンプで押せるのです「Salaam(サラーム)」というのは挨拶の言葉で「あなたに平和がありますように」という意味がある。
ということでミュージアムあいたので入ります

階段をあがった先に小さな部屋があり、そこにはモニターには映像作品。そして、まわりには作品につかわれた衣装、写真などが展示されている。外からの光は建物を覆うようにはえている蔦越しに差し込んできて優しい明るさで満たされている。床に敷物がしいてあって、その上にクッションが無造作におかれている。完全に貸切で僕が滞在していた2時間くらいの間、誰もこなかった。なので、そこに寝転がるようにしてずっと映像作品を見ていたりしたのだが、イポーの旅を思い返すとまずここにいたときの時間を思い出すくらい印象的だった。

映像作品はどれも独特の雰囲気があり、優しい目線でつくられている。なんだかここで滞在していること自体がすごく幸せな気分になる。クッションに寝転がって彼女が作ったコマーシャルなど色んな映像を楽しんだのだが、1時間半と時間を区切って滞在しようと思っていたのだが2時間以上はいたと思う。

あちこちにちょっとした貼り紙や写真とか
日本の映画のチラシもあった
ミュージアムは小さいけれど、すごい気持ちのいい場所だった。窓から入る光もきれい。
床においてあるクッションに寝転がるようにしてずっと映像作品みていた
この写真とか好きだなあ。
ここにいると人に優しい気持ちになる
ここにずっといたいくらいだった。

1階に降りてきてイポーの街をふたたびみたときは、なんかいままで見ていたのとちょっと違った雰囲気を感じた。それくらいにここでの滞在は印象が強い。なにがあるってわけではないのだが、彼女の作品は言葉を越えた世界があってそれがとても素敵なものだった。なんか、またここに行きたいなあって思うし、ぜんぜんDVDにも配信にもない映画ばかりなので、いつかまた彼女の映画をみることができたらなあって思う。

Yasmin at Kong Heng
住所:91, Jalan Sultan Yusof, 30000 Ipoh, Negeri Perak
時間:8:00-22:00
休み:祝日

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