冬の京都
冬の京都

ずいぶん前のことになるけれど、2015年の冬の最中に京都へ行ってきた。

京都いえば、春は桜、秋は紅葉と美しいシーズンが沢山あるけれど、いかんせん人が多い。

そして、そういう美しさ以外にも京都のよさは沢山あるし、僕は真冬の京都に行くのが好き。前に読んだ柴崎友香の「きょうのできごと」に出てくる京都の風景もすごく印象に残っているというのがあるからかもしれない。

前回の京都旅ではプラットこだまの新幹線プランで行ったのだけど、今回はちゃんとした新幹線で向かう。まあ、普通に便利だしね。

今回も宿はシタディーン京都烏丸
今回も宿はシタディーン京都烏丸

京都についてまずは今回も宿泊するシタディーン京都烏丸へ荷物だけ預けに行く。洗練されていてコストパフォーマンスのいいホテルだよなって思う。部屋も広いし、僕としては高級ホテルに泊まるよりもおすすめ。

そのあとは、一澤帆布でバッグを買ってランチは産寧坂の奥丹で湯豆腐。こんな観光の王道みたいなことは久々にやったけれど、ここの湯豆腐は満足感が高いなあ。シンプルな料理だけに、ちょっとした技の差が際立つ気がする。

そして、奥丹からすぐ近くにあるかさぎ屋で竹久夢二の絵を眺めながらぜんざいをいただく。古い趣のまさに甘味処っていう感じなのだけど、ここもまた京都らしくていいところ。

奥丹の湯豆腐
奥丹の湯豆腐
ソワレにて
ソワレにて

八坂の塔とか京都らしい風景を眺めながら街中に戻ってきて、向かったのはソワレという老舗のカフェ。

薄暗い店内はブルーを基調としていて夜のような深海のような不思議な雰囲気。同じタイミングで京都へ来ていた友人とお店の前でばったり会って、びっくりしながら一緒に美しい色のスイーツたべてみたりする。

朝も早かったしそろそろ宿に入れるだろうってことで、ふたたび烏丸方面へ。ホテルの近くにある本山佛光寺のなかにできたD&DEPARTMENT KYOTOに立ち寄ってみたのだけど、ここがまた楽しい。京都でつくられたデザインを中心とした取り扱いになっていて「へー、こんなのもあったんだ」みたいなところがある。ここで見かけた鈴木松風堂の紙箱は絵はがきをしまったりして活躍中。旅の思い出をしまうものを旅先で手に入れるとかちょっとロマンチック。

D&DEPARTMENT KYOTO
D&DEPARTMENT KYOTO
GEAR
GEAR

ホテルで少し休んでからGEARの舞台を観に行くために再び出発。錦市場のなかを通り抜けて、こんなもんじゃで豆乳ドーナッツを買って食べ歩いたり、これから舞台を見に行くというのにうっかり日本酒を買ってしまったり

そして、ひさびさにみたGEARの舞台は圧倒的に質が高くなってきていて、細かいディテールまでもが洗練されていた。こうやって生き物みたいに成長をみていける舞台というのは僕にははじめての体験で、ずっとロングランでやっているからこそなんだろうなと思ったりする。この舞台をみるために京都へ来る価値がある。

舞台をみて浮かれた気分で友人と合流して夕食へ。鴨川沿いにある赤垣屋という居酒屋へ訪れた。これが趣のある店内は時代劇のセットのようだ。出てくる料理も普通のものだけど、手が込んでいてどれも美味しいし日本酒がすすんでしまう。京都のお酒は、新潟や東北のお酒とはまた違った華やかさがある。

赤垣屋のおでん
赤垣屋のおでん
拳ラーメン
拳ラーメン

ここで京都に住んでいる友人とラーメンについて話をしていたら、京都ラーメン界のファンタジスタと呼ばれているところがあるから是非行こうって話になり、閉店間際のぎりぎりのタイミングで拳ラーメンというちょっと観光客にとっては町外れみたいなエリアにあるラーメン店へ。

しかし、ここで食べた「ひし蟹のルクラブビスクヌードル (自家製全粒粉パン付き)」、なんだかもはやラーメンのメニューじゃないみたいな名前だけど、これには衝撃をうけた。これはずるい。ラーメンじゃないみたいだもの。しかし、このお店がファンタジスタであることはよくわかった。すごいお店だ。

京都はまだまだ奥が深いなあ・・と思いながら満腹すぎるなか就寝。

翌朝は都野菜 賀茂という食堂みたいなところで朝食。ここは京野菜ではなく、都野菜を取り扱っているところで、まさに京都産の野菜を京都で食べようっていう地産地消のところ。かなりコストパフォーマンスのいいところで、しかも朝採りの野菜をビュッフェスタイルで心ゆくまで食べられるだなんて素敵すぎる。ホテルの朝食とか食べている場合じゃなくて、ここへ来る以外の選択肢があるだろうか。

三条大橋のスターバックス
三条大橋のスターバックス
スマート珈琲店のフレンチトースト
スマート珈琲店のフレンチトースト

そのあとは、とくに予定もなかったのでのんびりと。ホテルへ戻って休んだりして、三条大橋にあるスターバックスでコーヒー飲んで、鴨川をのんびり眺めたり、スマート珈琲店でさらにモーニングを食べてしまったり(あんなに食べたのにまだ食べるのか!という感じだが、食べられてしまった)。

そして、有次に行って料理用の雪平鍋とかぐい飲みとか買ってしまったが、これは自分用のお土産には満足度が高い。

毎日使うものは手間がかかってもいいものを持っていると豊かな気持ちになる。

一保堂茶舗
一保堂茶舗

ここでさらにGEARの舞台をみて感動した後は、一保堂茶舗へ行っていつも飲んでいるお茶とかを買ったあと、丁の字CAFEで遅いランチ。

なんだか友達の家に遊びに行ったような感じで貸し切りの店内で美しい「丁の字」の盆栽をながめたりして焼きカレーを食べたのだけど、これがまた美味しい。

料理には京都らしさとかはないけれど、お店の雰囲気は京都だなあ・・って思う。

丁の字CAFE
丁の字CAFE

思いのほかゆっくりしてしまい、あっという間に帰る時間。一泊二日じゃ足りないなあ・・って思いながら京都を後にした。

この旅の記録:冬の京都旅 2015

八坂神社

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