川村記念美術館すごいひさびさに千葉の佐倉にある川村記念美術館へ行ってきた。2015年5月26日-2016年1月11日までやっているのは開館25周年記念となる「絵の住処」展。ずいぶん長いことやる予定になっている。

ここは常設展に観たいものがそろっているのだけど、その部分も使って美術館を再構築している感じ。だからこそのこの長期間の展覧会なのかと。

この美術館は常設展をみたあとに、企画展をみる構成になっていて、これはちょっと珍しいと思っていたのだけど、美術館を作る際に常設展だけを考えていたみたいなので、こうなってしまったのだということ。自慢のコレクションを最高の状態で展示していればいいってところからの方向転換なのだろうけど、これはこれで面白い。

川村記念美術館

この美術館所蔵のもので最も有名なのはレンブラントの「広つば帽を被った男」。今回の展覧会においても小さい部屋に単独で展示されていたけれど、400年前の作品が時代を超えて生きている感じがする。まさかこの絵に描かれた人も400年後に日本人に穴が開くほど眺められているなんて想像もしていないと思うけれど。この絵が描かれた1635年は日本だと江戸時代初期で鎖国しようかというところ、その時代の絵がいまだこんなにも生々しく残っているのが不思議。

現代美術だと、マーク・ロスコの巨大な7つの作品だけで構成されたロスコ・ルームも圧倒的な迫力。作品の大きさに驚くのだが、もともとは壁画のようにつながった作品にする構想があったみたいだ。あまりの迫力にちょっと長居はどうかなって思ったりもするし、大きすぎる作品への距離感が近いって思ったりもするのだが、慣れてくるとこの感覚が現実離れした感じで面白い。

川村記念美術館こういう質の高い美術館が片田舎にあって、そんなに大混雑もすることがなく作品と向き合うことができるのってなんて恵まれているんだろうって思ったりする。

そうそう、そしてもう一つこの美術館の名物としては美しい庭園と自然。美術館の入り口から建物へ行くまでの小径もまるで森林浴をするかのような美しい林を抜けていくのだが、それ以外にもきれいな庭園がある。以前は庭園だけみるのであれば無料だったのだが、こちらも有料になったみたい。しかしまあ、お金払ってもみる価値はある。

川村記念美術館川村記念美術館

夏の季節だと大賀蓮という縄文時代の遺跡でみつかった蓮の実から育てた蓮が美しいのだが、今年は梅雨の長雨の影響で開花はいまいちな状況。でも、隣にある池では睡蓮が美しく咲いていた。そういや美術館の作品にもモネの睡蓮あったなと思いながら、実物をすぐあとで楽しめるというのもまた面白い。

これから真夏になると、つぎは向日葵のシーズン。ゴッホが描いたような向日葵が咲いている頃に次は来ようかと思う。

川村記念美術館
住所:9:30-17:00
時間:千葉県佐倉市坂戸631番地
休み:月曜日、年末年始、不定の臨時休館

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