瀬戸内国際芸術祭の夏編をみてきた。犬島までは直島からは途中豊島に寄港する高速艇で1時間ほどかかる。

当初の予定では、豊島にいってから犬島に行くルートを計画していたのだが、四国汽船に高速艇の混雑具合を電話で質問したときに「豊島から犬島への航路はたまに乗れないことあるから、まずは犬島まで行くべし」というアドバイスをもらい、それに従ったのだが、たしかにこのルートだとスムーズに島を見てまわれたし、犬島でも3時間ほどの滞在時間をとることができて正解だったと思う。

ベネッセハウスからバスで宮浦港について、まずは犬島行きの整理券を確保。芸術祭の期間中はこうして船の整理券をもらわないと船に乗ることすら危うい状況です。ただ、これと船の乗船券さえあれば船に乗ることはできるし、長時間並ぶ必要もないので安心でもある。

宮浦港でゲットした犬島行き高速艇の整理券
宮浦港での整理券配布場所は販売窓口にて行われる。朝は出航の1時間くらい前から配っていた。

宮浦を9:00過ぎに出る犬島への高速艇は満員で補助席まで使われる状況だったが、穏やかな瀬戸内海の航路なので船のゆれはあまり感じなかった。

犬島に到着したら、まずは港の目の前にある案内所兼犬島カフェにて次の目的地への船の整理券をもらうことになる。僕は13:00過ぎに豊島の家浦に行く便の整理券をゲット。大きな荷物がある場合は、港の目の前にある芸術祭のインフォメーションセンターで預かってくれる場合があるし、案内所のロッカーを利用することもできる。

犬島港

犬島の港から犬島精錬所美術館には徒歩で5分ほど歩いて行く。途中煉瓦のような石を積み上げた遺稿のようなところがあるのだが、そこには結局この美術館の出口につながっているので、まずは我慢して美術館のエントランスを目指す。

美術館は建物内の作品は撮影禁止となっているのだが、まあうまく撮影できるような代物でもないのでいいやって感じはある。ちなみに、バリアフリー対応はされていないが、これはこの美術館の成り立ちや展示方法からすると対応は難しいと思う。

なかで展示されている作品はどれもちょっと驚くようなしかけになっていて、これはもう実際に体験して、鑑賞をみてもらいたい。とくにエントランスから入って最初の展示には驚いた。

館内はどこからかずっと空気の流れる音がしているのだけど、これは工場時代の煙突を利用した空調システムの音らしい。これがまたこの美術館のちょっと独特のSFっぽい廃墟の雰囲気を作っている。

美術館の展示自体はたぶん30分もあれば見終わってしまうのだが、その後は美術館の外に広がる工場の跡地を巡ることができる。別にみなくても出口へいけるのだが、これはみておいて損はないと思うし、この風景は美術館内の作品同様に印象に残るものだと思う。

とくに発電所の跡地は、夏に訪問したせいもあると思うが、ラピュタのようでもあり、アンコール遺跡群のベンメリアのようでもあり、自然の強さとその前に無力な人間の力を感じてしまう。

アート作品群という面からいうと、美術館以外の部分はちょっとおまけのようにインパクトに欠けるところはあるけれど、島内を散歩して歩くということにおいては巡るべき存在ではある。また、これはこれでちょっと面白い展示があるのでみて歩くのがおすすめ。

トータルすると滞在時間は3時間くらいというのがぴったりするかなというところで、1時間だと美術館とその周辺を歩くだけでも足りないと思う。島の規模に対して意外に時間がかかるのでタイムスケジュールを作るときには余裕をもたせてほしい。

島内での食事については、港の横にあったカフェで犬島弁当なるものを食べた。ちらし寿司弁当なのだが、これまた瀬戸内海で採れたものが使われていておいしい。あわせて頼んだカフェのオリジナルのショウガのドリンクが炭酸のないドライジンジャーエールみたいでうまい。他にも少しは食事処があるのだが、海を眺めながら食事して船を待つというのがいいんじゃないかと思う。

犬島弁当

ということで、総評としてはなかなかアクセスの難しい島ではあるけれど、ぜひとも訪れるのがおすすめの島だと思う。

犬島の案内

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