谷根千を散歩していると、言問通りの上野桜木交差点に建つ古い古民家のカフェがある。

お店の前のベンチには並んでいる人がいて人気店なのだろうなあと思っていたのだが、並ぶのは面倒だなと避けてきていた。

週末に谷根千を歩いていたら偶然にもわりと空いてそうだったのと、目当てにしていたカフェが閉店していたこともあり、カヤバ珈琲に行ってみることにした。

カヤバ珈琲へのアクセス

言問通りの上野桜木交差点のところにある。上野駅からだと上野公園を抜けて東京藝術大学の横を過ぎて歩いて15分くらい。日暮里駅からだと谷中霊園のなかを通り抜けて徒歩10分といったところ。以外にも日暮里駅から来た方が近い。根津駅からも言問通り沿いに来ることが出来る。

カヤバ珈琲について

古い木造の建物はレトロな雰囲気があるのだが、実際に大正5年(1916年)に建てられたものとなっている。1916年といえば、まだ夏目漱石が生きていた頃で、その晩年にこの建物が新築住宅として建てられたということか。不思議な感じがする。

カヤバ珈琲の創業は昭和13年(1938年)。その後70年近く営まれてきたのだけど、2006年にいったん閉店。そして、地元NPOなどの協力で2009年に再び営業を再開している。現在は二代目カヤバ珈琲ともいえるかもしれない。

店内は水まわりなどはリノベーションしているけれど、基本的には建てられた当時のままに残されていて、看板や、椅子、食器などは昭和時代の第一次カヤバ珈琲といえる時代のものを残している。一階からながめる天井の一部はガラス張りになっていて、建物の梁などを見ることができる。

お店は二階建てになっていて、一階はテーブル席、二階はお座敷となっていて、テーブルがいくつか並んでいる。今回は二階のテーブル席に通される。窓の外には言問通りが眺められるところで、夕暮れの谷根千の風景が見える。古い木枠の窓は風にふかれてバタバタと音が鳴るのだが、その音もなんだか心地がよい空間だ。まさに谷根千らしい風景だなって思う。

玉子サンドイッチが人気メニュー

お店の人気メニューは玉子サンドイッチ。厚焼き玉子をパンにはさんだだけのシンプルなサンドイッチなのだが、玉子焼きがちょっと弾力ある固さになっていて、これっていったん成形したあと改めて軽く表面に火を通しているのかなって思う。この食感が絶品で、塩加減が焼いていないふんわりとしたサンドイッチのパンによくあっている。

コーヒーとココアをブレンドしたルシアンという飲物も美味しい

もうひとつは創業当初から親しまれている、コーヒーとココアが半分ずつブレンドされている「ルシアン」というホットドリンク。コーヒーほどには苦みが強すぎず、ココアほどには甘すぎず。最初はココアかなって思うのだけど、香りがコーヒーという不思議な感覚のドリンクで、座敷で飲んでいるというのもまた楽しい。

ちょうど夕暮れ時の時間に訪れたこともあり、だんだんと日が暮れていくさまから、夜の始まりへの移りかわりが美しい時間帯だった。ここが人気のお店でのんびりとしてしまうのも分かる気がする。ここは、谷根千の中心的な存在のひとつだろうなあ。

夜にはアルコールの提供もしているみたいなので、ちょっと時間を変えてくるのもまたいいかもしれない。そして、ここのパンは近くの「上野桜木あたり」にはベーカリーがあり、そこで販売もしている。

カヤバ珈琲
住所:東京都台東区谷中6-1-29
時間:(月-土)8:00-23:00,(日)8:00-18:00
休み:年末年始

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