北海道で最も美味しい三つ星フレンチである札幌のモリエールや、美瑛にてミシュランガイドで一つ星を獲得している「アルペルジュ」など、北海道を代表するレストランを手がけているところが2014年に作った複合施設。
廃校になった小学校の敷地を活用して「北瑛小麦の丘」という名前の複合施設を作っている。敷地内にはレストランやベーカリーのほか、宿泊施設もある。この場所から眺める美瑛の風景もまた美しい。
bi.blé(ビブレ)へのアクセス
美瑛の町からみて北側のエリアにあるアスペルジュのある国道を旭川方面へ向かっていき、美瑛の丘エリアへと入っていく。
どうやら有名らしい二本の木ががある「ケンとメリーの木」という場所を通り過ぎて、行くと古い学校みたいなところがあり、そこが「北瑛小麦の丘」という場所。駐車場に車をとめて宿泊施設の横を通り抜けていく。レストランがメインで手前がパン工房となっている。



bi.blé(ビブレ)について
2014年5月にオープンしたところで、基本はレストランなのだけど、店内入ってすぐのところにブーランジェリー(パン屋)を併設している。美瑛産の小麦を石窯で焼いたパンの香りが幸せな空間だ。窓からは美瑛の丘が美しく見渡すことができる。今回の美瑛旅ではスプウン谷のザワザワ村に泊まっていたこともあり、美瑛に暮らすように泊まっていた。なので、ここではパン工房にてパンを買って買えることにする。



ハード系のパンのほかクロワッサンといったデニッシュ系や、地元の食材を使った、じゃがいもパンやコーンパンといったものまでさまざまなものが並んでいる。パンだけを目当てにやってきても充分に楽しいし、美味しい。北海道で食べたパンのなかではもっとも印象に残るものだった。宿に持ち帰って少しあたためて、ほかほかのパンを食べるというのはなんて幸せを感じることなのだろうか。
とくに美味しい!って思ったのは美瑛産のじゃがいも、小麦を合わせた「じゃがいもパン」。ごろっと大きなパンで、なかのじゃがいもがホクホクなのです。しっとりとして甘みも感じるもので、いままで食べてきたじゃがいもよりも美味しい。パンはボリュームすごいし食べきれるかなとか思った自分の思いは杞憂だった。翌日再び来て、もう一個買ってしまったくらいだ。
もうひとつはブリオッシュ。凝縮された食パンともいうような濃厚さでこれも軽くトーストしてコーヒーとともに食べるとミルクの香りがひろがり抜群に美味しい。この旅では、美瑛のあとに十勝へと向かったのだが、ここで買ったパンを食べ続けていた。
宿泊施設は駐車場から丸見えだし、オープンすぎる感じがあまり興味がわかないのだが、パン工房は相当に楽しめる。レストランは食事はどうかわからないが、接客の雰囲気を眺める限りにおいて、パン工房での対応ふくめて殺伐としていて、この風景とはそぐわない印象をうけている。これが克服できれば、美瑛にできた新しいグルメのスポットになっていくと思う。
bi.blé(ビブレ)
住所:北海道上川郡美瑛町北瑛第2 北瑛小麦の丘
時間:11:00-16:00(LO15:00),17:30-21:30(LO19:30)