2019年6月追記:閉店したとの情報です。

のどかな房総半島の旅が好きなのです。なかでも、南房総は関東にこんなのんびりした風景があるのかと思うくらい。

今回は館山のなかでも小さな港町である布良(めら)にある鮨屋さんへ行くことにした。布良は昔ながらの小さな漁港で船を引き上げる傾斜みたいなところがあったり、古い街並みが残っていたり、どことなく瀬戸内の鞆の浦を思い出すような風景があるすごく小さな港町。

お店がある布良の港
高台にある一軒家なお店
お店から港が一望できる

冨鮨はそのなかで高台にある一軒家のお店で、駐車場や店内からは港を一望できるロケーションにある。ここから見える風景が気持ちいい。冨鮨ではこの立地のとおり、布良の港や近隣の港に揚がる地魚を使った鮨が美味しくて有名なお店だ。

看板メニューは「地物すし」でかなり大ぶりなネタが9カン載って出てくるのは圧倒的。普通のお寿司の1.5倍くらいありそうだ。シャリ以上にネタも気前よくのっていて分厚く歯ごたえすらあって地魚の美味しさを堪能できる。

鯛とか白身魚の弾力あるぷりぷりの身はすごい感動するし、ちょっとしたひと手間がかけられていたりして、ただ魚を切っただけではない味わいがあるのがいい。そして、魚だけでなくシャリに使っているお米も房総半島南部の長狭米を使っていて、まさに地産地消のここでしか食べられない鮨を楽しめる。

看板メニューの地物すし
しめ鯖

もうひとつ忘れてはならないのがシメサバを単品で頼むこと。ちょっと値段が高いかと思われるかもしれないが、たっぷりと出てくる。どこまでも値段以上に気前がいい。

そして、シメサバは酸味がそれほど強くなくて、とろけるような絶妙の加減はいままで味わったことがないくらいに美味しい。酢でしめることで甘みも増すってどういうことなんだと。気軽に出てくるけれど、ボリュームも質もかなり満足できるところだと思う。

接客は怒ると恐そうだけど半分引退して飄々とした雰囲気の職人さんと、現在のご主人がふたりで握っている。ご主人の方はツッコミ役みたいな感じで本心ではもっと絡みたいが仕事に集中しているという感じがあって、どちらも好感がもてる。あー、千葉に来たなあというのんびりした接客は東京にはない味わいだ。この感覚って関西とかを旅行しているときに近いんだよな。

ちょっと遠いところにあるけれど、日帰りできる圏内にある鮨屋さん。ここまでやって来て楽しむ価値があるなあって思う。布良の風景とともに印象深いところだ。

冨鮨
住所:千葉県館山市布良300-6
時間:11:30-21:00
休み:火曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)

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