いよいよロシアをあとにして次の国に向かうことになる。一週間以上ロシアに滞在していて、国境を抜けたときにはなんだかちょっと緊張がとけたような感覚があった。やっぱ少し疲れていたのかもしれないな。

とはいえ、まだまだ旅はつづく。サンクトペテルブルクからエストニアのタリンまではバスで移動することができる。およそ7時間半かかるのだが時差の関係からサンクトペテルブルクを8:15に出たバスはエストニアのタリンに14:45に到着する。

わりと人気の路線なのかサンクトペテルブルクを午前中に出る便は満席になることがあるのでチケットはあらかじめオンラインで予約しておいた方がいい。バスは複数の会社が運行しているのだが、僕が選んだのはLux Expressというバス会社。そこそこの金額でバスは結構豪華なのでこのバス会社がいいんじゃないだろうか。座席にUSBの充電もついていたし。サンクトペテルブルクからタリンまでは20EURで運行している。

サンクトペテルブルクのバスターミナルは地下鉄1号線のバルチスカヤ駅(Балтийская)から出てすぐのところにある。旧ソビエト時代を思い出させる古めかしい建物なのだが二階にはファーストフード的なロシア料理を出すお店があり、そこでサンクトペテルブルク出発前の食事を取ることにする。全体的に薄暗いのだが治安の悪さはそれほど感じない。バスのチケットはオンラインで印刷したものをもっていけば大丈夫で、出発前になると電光掲示板に乗車プラットフォーム番号が表示される。座席は指定席なのでそれほど急ぐこともない。

サンクトペテルブルクのバスターミナル(Автобусный вокзал Санкт-Петербурга)
住所:Obvodniy channel embankment, 36, St Petersburg

サンクトペテルブルクのバスターミナル、タリンへヘルシンキ行きのバスが出ている(Автобусный вокзал Санкт-Петербурга)
あまり大きなバスターミナルではないが賑わっている、しかし全体的に薄暗い
2階のレストランで出発前に朝食を食べる
謎のパイとじゃがいも

サンクトペテルブルクを出発したバスは都市圏の高速道路を出るまでは少し渋滞に巻き込まれたものの、その後はのどかな幹線道路を進んでいき、お昼前にはロシア側にある国境に到着する。ロシア側はかなり質素な作りだった。荷物はバスに置いたまま全員バスを降りて出国検査をうける。特段問題もなく一瞬で出国する。

ということでバスに乗りこみます。乗車率は60%くらいか。
座席にモニターついています。使わなかったけれど。
足元には充電できるコンセント、つかわなかったけれど

ふたたび少しバスにのってエストニア側の入国審査場に到着する。こちらはナルヴァ(Narva)というエストニア第三の街ということもあり比較的大きく暖色系のあかりがおしゃれであり、資本主義社会に戻ってきた感じがある。しかし、ここでの入国審査は相当に厳しかった。ロシア人はほぼスルー状態だったのだが、僕より数人前にいた中東系やアジア系はかなりしつこく審査されていて時間がかかっている。そして案の定、僕の入国審査も相当に面倒くさかった。

入国審査官「入国の目的は?観光?どこ観光するのよ」
僕「タリンの世界遺産、あとはヘルシンキに日帰りでいく」
入国審査官「滞在は何日間、帰りのチケットは?」
僕「5日間、帰りはモスクワに飛行機で向かう、チケットはこれ」
入国審査官「タリンでどこ泊まるの」
僕「Airbnbの物件、バウチャーはこれ。え、Airbnbってなにか?って宿泊サービス」
入国審査官「このパスポートのサイン、ここ(紙)に書いて」
僕「はい、これ書いた」
入国審査官「エストニアに知り合いはいるのか」
僕「いる。○○に勤めている」
入国審査官「あそう。じゃ、これで入国ね」

って有色人種だけされるのは、あまりちょっと気持ちのいいものではない。バスに同乗していたロシア人からはちょっと励ましの目でみられた。しかし、友人勤めている会社でこうも対応がこうも変わるとはね。

ナルバからエストニアに入ると道路を走っている車がアウディやフォルクスワーゲン、トヨタなどが俄然多くなり見なれたヨーロッパの風景になってくる。さっきの入国審査を過ぎたからかもしれないが、ホッとするような寂しいような気持ちになる。

どこまでも続く平原、湖、森を通り過ぎていきバスはいつの間にかタリン市街地に入ってきている。どうやらタリンは相当にコンパクトな街らしい。長距離バスはタリンの中心地から少し離れたバスターミナルに到着する。迎えに来た友人いわく「ここがエストニアでもっとも治安が悪いところだ」というのだが、かなりのんびりとしていて暖かい建物の光もまた好きだ。はじめての場所だけど、なんだか戻ってきた感じがある。

エストニアに入ってきた。
エストニアの長距離バスターミナル(Tallinna bussijaam)

ここからタリンの中心地までは2キロ弱で歩いてもいけるけれどトラムで移動するのが便利。トラムについてはアプリがあってクレジットカードであらかじめチケットを買っておけば車内のQRコード読み取り機でチケットを買ったことになる。ちょっと割引されるので便利だ。

サンクトペテルブルクからは7時間の移動という時間ほどにはあまり疲労もなく、お昼過ぎには到着できるのでロシア旅行のついでにエストニアまで足をのばすのもいいなって思った。

タリンの長距離バスターミナル(Tallinna bussijaam)
住所:Lastekodu 46, 10144 Tallinn

バスの予約:Lux Express

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