いまのフィンランドに対してもっているシンプルであたたかみのあるイメージってアアルトのデザインによるものが大きいんじゃないかって思う。いまでは、類似品も含めてよく見かける曲げ木のスツール「スツール60」はアアルトが1933年にデザインしたものだ。

日本でも展示会などが行われたアルヴァ・アアルトが仕事場にしていたスタジオが見学できるというので行ってみることにした。スタジオ(アトリエ)の見学は予約制となっており、オンラインで日時を指定してチケットを購入することができる。近くにあるアアルト自邸もセットにするとより深く楽しめるし、チケット代も少しだけ割引される。オンラインでの予約はこちら:Alvar Aallon ateljee

アアルトのスタジオ
外の光が気持ちよい
資料室
天窓がついていて、間接照明のように光が差し込むようになっていた
食堂

スタジオ・アアルト(Alvar Aallon ateljee)はヘルシンキの市街から少し離れたところにある。市街地からはトラムの4番、または10番に乗ってLaajalahden aukioまで行き、そこから歩いて7-8分というところ。落ち着いた住宅街で散歩していて気持ちのいいところだ。スタジオと自邸は歩いて10分もかからない距離に位置している。

現在はアアルト財団のオフィスとして使われているのだが、製図室などは当時のままで日本製の道具もたくさん見かけた。なにより、白いキャンバスのようなオフィスは窓が大きくとられていて、そして天窓もあちこちにあるので明るくて気持ちがいい。庭の木々がよく見える。こんな場所で働けたらすごく幸せなことだろう。

アトリエのスペース
アアルトが手がけたスツール各種
ここで施策を試したりしていたみたい
アトリエの模型
沢山の製図
アトリエはこのカーブしているところが面白い
中庭は劇場のようになっている
ということで中庭に出てきた
美しい空間だったなあ

ガイドツアーではアアルトの生涯やデザインしたものの説明などを英語でしてくれる。わかりやすい英語なのと、日本人がよく訪れるみたいで手慣れている感じ。劇場のような中庭をかこむように作られたアトリエの空間は曲線的に作られていて外の自然光が美しい。このあたりは冬場はほとんど日射しがなくなるので、この時期に目いっぱい太陽の光を楽しめる造りになっている。この土地ならではの建物だなあって思う。

ガイドツアーは結構長いのだが、それでもあっという間に終わってしまった感じがする。この美しくて気持ちのいい空間、建築には興味がなくてもきっと楽しめる場所だと思う。

Alvar Aallon ateljee | Studio Aalto(スタジオ・アアルト)
住所:Tiilimäki 20, 00330 Helsinki

 

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