2018年の大地の芸術祭でもっとも成功した作品じゃないかと思う。清津峡トンネルって前にも来たことがあるけれど、終点にある展望台部分をハイライトにそこにいたるまでのトンネルの演出ふくめて最高に気持ちがいいアートだ。

MAD Architectsという中国の建築事務所の作品ということだけど、たしかに最後に広がる風景は風景を山水画のようにみせてもいる。自然に加える作用は必要最低限にして与える印象はさまざまな解釈があるというのもいい。

清津峡トンネルを改修したこの作品は車でしか行くことができず、そして駐車場があまり広くないのでお昼過ぎとかにいくと渋滞で見られないこともある。いくならば午前中のうちが空気も澄んでいて気持ちがいいと思う。

エントランスには足湯
天井をみあげると外の風景が眺められる
ちなみに、これが外の風景。河原に降りていくことも可能。

エントランスの施設は足湯もあって天井からは鏡を反射させるようにして外がみえる。潜望鏡をイメージしているらしいのだが、たしかに木に囲まれた空間のなかでその一点から外がみえるのは潜望鏡のようだ。

そして、ハイライトの終点部分にある空間もまさに潜望鏡みたい。天井を鏡面仕立てっぽく改修していて、手前にはうっすらと水をはって水盤鏡としている。半分は本当の自然で半分はそれをうつした世界なのだが、この自然という意のままにならないものを使ってアートを作り上げているのがすごいなあ。というか単にめちゃくちゃ美しくてテンションがあがる。

この作品は芸術祭で終わらず恒久的に展示されるようになったみたいなので、また観に行きたいと思っている。

トンネル内部。村上龍の小説を思い出した。
終点部分から眺める風景
トンネルの先端部分にいくこともできる

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