今回の旅の主目的のひとつは、長崎まで行って軍艦島をみてくるということ。もはや「整備された廃墟」であることは知っていたけれど、人間がもっとも自然から乖離された場所のひとつに行ってみたいという気持ちがあり訪れてみた。

長崎港ターミナル

軍艦島への行き方

長崎港から3時間程度のツアーに参加しての訪問。今回、僕が利用したのは「やまさ海運」のツアー船。料金は定価で島への上陸料金含めて4,300円なんだけど、インターネットで予約すると3,900円とややお得(というか、これがたぶんツアーの相場)。

軍艦島へのツアーは「やまさ海運」以外にも何社か運行しているけれど、軍艦島で歩ける場所が極端に少ないことと、島に行く以外には他にやることもないので、どれも似たようなツアー内容になっています。なので、運行会社によって時間帯がちょっとずつ異なるので、自分の予定に一番都合がいいところを選ぶというのでいいんじゃないかなって思う。

軍艦島行きのフェリーの乗り方

ツアーにとってもっとも重要だと思うのが、船に乗ったらどこの座席を確保すればいいのかということ。これはもうはっきりしていて、行きについては船に乗り込んだら進行方向に向かって右側の窓際を確保するべきです。僕が乗り込んだ船は二階構造で二階は吹きさらしになっていたのだけど、まあ体力あればずっと二階にいるのが気持ちいいとは思うけれど、案外疲れるので行きは1階でいいと思う。ただし、帰りは海上から軍艦島を眺めて撮影タイムなどがあるので、これはもう2階にいるべき。そして、撮影が終われば1階に逃げ込むというのがおすすめしたいスタイルです(大混雑していたら、それどころじゃないかもしれないが)。

ちなみに、やまさ海運では出発30分前から乗船できるので、早めに手続きを済ませて船に行っておくのがいいと思います。

軍艦島についたら

まず、軍艦島の港に接岸するときに船はかなり揺れます。乗物酔いする人はかなり危険な状況になるので注意してください。ちなみに、僕も船酔いひどいタイプなのですが、前にクジラを観に行ったときに「水平線とか、遠くの島とか・・遠くの動かないものをみていると船酔いしにくい」ということを教えてもらい実践しています。で、本当にこれで船酔いすることがほとんどなくなったのですごい効果ある。今回もずっと軍艦島の建物を眺めていました。

船が軍艦島に接岸する瞬間

軍艦島に上陸できたら、ツアーの開始。ツアーでまわれる場所は島の南端部分の2割くらいのところで圧倒的な建物群みたいなところには入ることができません。これはとても残念なのだが、日本人的リスク回避思考からいうと仕方のないことなのか。

ということで、ツアーでは3カ所のポイントを約60分程度でまわります。説明聞きながら、写真撮りながらだと意外に早く終わってしまうので、写真をたくさん撮りたい人は説明を聞かずに写真を撮ることに集中した方がいいです。
僕はずいぶん整備された廃墟だなと思ったのだけど、人によって感じ方は違うので、こればかりは実際に訪れて感じてみてください。

軍艦島の風景

軍艦島のハイライト

僕が参加したツアーでは帰りがけに島の西側にまわりこんで撮影する時間があり、この島でもっとも印象的なのはこの西側からみた島の遠景だと思う。
まさに軍艦のようでもあり、島に浮いた要塞のような雰囲気はモンサンミシェルのようでもあり、人間が自然に対して挑んでいる風景を見ているようでもある。
なんだか「もののけ姫」に出てきたタタラの民の鉄の精錬場の村のような印象をうけた。この島も結果としては閉山となったあとは打ち棄てられて少しずつ自然に帰っていっている途上であり、まあ自然とか宇宙に対して人間って、この島のように小さくとてもとても非力な存在なのだなと感じてしまった。

廃墟好きには納得できない整備された感があるけれど、この島の遠景にはとても不思議な魅力がある。そういった意味では上陸できないとしても訪れる価値のあるところだと思う。

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